横に長い静岡県の、愛知県寄りにある浜松市。「徳川家康にゆかりのある街」「楽器の街」として有名ですが、実は子連れ旅におすすめの街でもあるんです。今回は浜松駅前に宿泊し、浜松科学館と浜名湖ウォットを幼児と巡る1泊2日のプランをご紹介します。

1日目~浜松科学館「みらい~ら」で遊ぶ!~

新幹線(こだま)も停車する、浜松市のハブ駅「浜松駅」からスタートです。まずは、駅近くの複合施設アクトシティ内の歩く歩道を通って徒歩7分のところにある「浜松科学館(みらい~ら)」へ向かいましょう。

写真:mikish

浜松科学館は、2019年7月にリニューアルオープンしたとても近代的な科学館で、浜松市の特色を押し出した展示や、最新の体感ゲームがたくさん導入されています。

幼児から大人まであらゆる年代がそれぞれの楽しみ方で一日遊べる施設でありながら、入館料は大人600円、中学生300円、小学生以下無料と市立施設ならではの良心的な価格となっています。(プラネタリウムは別料金)

写真:mikish

筆者が訪れたときは、館内へ入ると、色とりどりのガーベラの生花が出迎えてくれました(同じく浜松市にある「はままつフラワーパーク」とのタイアップ企画なんだそうです)。ここは科学館なので、もちろんただお花を展示するだけではなく、切り花を長持ちさせながらパネル状に展示するための特別な一輪挿しについての解説がされています。入館早々に興味深い展示がされていると、期待が高まりますよね。

さて、受付で入館チケットを購入したら、手荷物を売店前にあるコインロッカーへ預けましょう。100円玉が必要ですが、帰りにコインは戻ってくるので無料で預けることができます。館内には体感ゲームがたくさんあるので、荷物は最小限にしてゲートを通るのがおすすめですよ。

浜松科学館は3階建てで、1階と2階が展示室、3階がプラネタリウムとなっています。1階の「自然ゾーン」では、浜松市の地形を観察できるジオラマや、近隣に生息する生き物の種類について学ぶことができます。また、こちらのフロアの壁には巨大なスクリーンがあり、画面上に現れるアイコンをタッチして遊ぶゲームができます。幼児から小学生までが、夢中になっていますよ。

2階へ上がると、フロアが丸ごと展示室になっています。ゾーンはそれぞれ「光ゾーン」「力ゾーン」「音ゾーン」「宇宙ゾーン」などに分かれていて、どれもとても魅力的!

写真:mikish
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中には、テレビで見たことのあるような、スクリーンに合わせて体を動かして遊べる展示や、実際に存在する自動車・バイクを使って運転シュミレーションをできる展示などがあり、全身を使って遊んで学べます。

「楽器の街」浜松市を体中で体感できる「音ゾーン」

写真:mikish

その中でもおすすめは「音ゾーン」。こちらの写真は、音ゾーンの目玉である「アクティブ・サウンド・ライブ」の様子。最大4名がステージ上に上り、それぞれがタッチパネルで選んだ好きな楽器を使い「体の動きで」演奏を楽しむことができるという超最新の展示です。

背後の巨大スクリーンには、演奏時の様子が投影されるとともに、それぞれの楽器が奏でている音の波形が映し出されるため、さながらアーティスト気分を味わうことができます。

こちらの演奏には、ぜひ家族みんなで参加してくださいね。演奏の様子は自動で録画されており、演奏が終了してしばらくすると大画面に映されるます。このタイミングであればスマホ撮影は可能ですよ!また、専用アプリを使えば音声を保存することも可能なんだそうです。

写真:mikish

他にも、音ゾーンにある展示はどれも魅力的!こちらの写真は「電子楽器の世界」という展示で、小部屋に設置された電子ピアノやパーカッションを演奏すると、音に反応して動く映像を楽しめます。

「楽器の街」浜松市を体中で体感できる「音ゾーン」は、是非チェックしてみてくださいね!