また、11月26日に配信された「『スタイル良すぎ』25歳女優の黒ドレス姿に”可愛すぎる”の声続々」(スポーツブル)は永野芽郁のこと、11月27日に配信された「朝ドラ抜てきの23歳俳優、『人生初』の短髪姿にファン驚き『破壊力えぐい』『新鮮!』」(ENCOUNT)は高橋文哉のことで、いずれも知名度が高いタレントだ。

 このような記事が増えている理由としては、荻野目も指摘しているように「誰だろう?」と思わせることで閲覧数を伸ばすことが一番の目的だとみられている。いわゆる「釣りタイトル」の一種といえるだろう。

 荻野目はさらに「自分の名誉とかの問題ではありません(むしろ逆)。誰も言わないから…そうやって続いていくネット社会の取り扱いに、おかしな気持ちを抱いています。ずっとこれからも続いていくのかな…(これまで何年もこの事象を目の当たりにしているので、お話しています)」とSNSに投稿した理由を説明。「そういう業者は放っておきなさい、と言われて済んでしまったら、子供達に『大人は信じてはダメです』と言い続けなくてはならないです(ツラい)」「誤解のないよう、もう一度改めて言います。怒ってるのではなく『危機感』です」などともつづった。

 これに対して、ネット上では共感の声が集まっている。

「これに限らずTVもそうですが、必要も無いのになぜか年齢を出すことに違和感を感じてましたが、報じられる方も感じているのだと分かりました」
「ホント、最近多い名前出さない年齢と職種だけ書く見出しについては同じく疑問を持っていたし、見ていて不快に感じていました。やはり芸能人の方も疑問を感じていたんですね」
「つい最近もhitomiが48歳歌手、大塚愛は42歳歌手として題材にされてニュースになっていた。本人にしてみると複雑な心境なんでしょう」

 今回の荻野目による問題提起が、ニュースの見出しについて考え直す一つのきっかけになる可能性がありそうだ。