カミラ王妃は、イギリスでも長年「国内一嫌われている女性」だったが、何を言われても書かれても反論せず、チャールズ国王を支え続け、王室に入ってからも出しゃばることがないため、国民の彼女に対する印象は大きく変化している。

 イギリスでは、アメリカのように「国王と王妃はダイアナ元妃を苦しめた人」と見ることは少なく、彼らの近年の活動を評価する人が多い。

 ほかにも、エドワード王子やソーフィー王女、ケント公爵夫妻といった公務を真面目に行うメンバーへの高評価がわかる結果となっている。

イギリスとアメリカで好感度が違うヘンリー王子

 また、アメリカでは「ダイアナ元妃の息子」ということもあり好感度が高かったヘンリー王子だが、イギリスでは晩年のエリザベス2世に対する無礼が過ぎる、国王に対するリスペクトがないと低迷。

 国王と皇太子妃ががん闘病している中、メーガン夫人と共に展開した海外ツアーも好感度を下げた要因ではないかと推測される。

 なお、イギリスの調査では、1992年に別居、96年に離婚を成立させ97年に亡くなったダイアナ元妃は対象から外しているとのことだ。ただ、もし対象に入っていたとしても、ほかの王族の順位に大きな変化はないものと思われる。