そんな元妃を苦しませたチャールズ国王とカミラ王妃は、今もまだ「悪人」と見る人が多く、2人が結婚したいから元妃は殺されたといううわさも一部では信じられている。

 近年大ヒットしたNetflixの人気王室ドラマ『ザ・クラウン』でも、国王と王妃の不倫が描かれたことで、2人のイメージが悪くなったアメリカ人もいるものと思われる。

 ほかにも、王室の内情を暴露したヘンリー王子とメーガン夫人の独占インタビューやNetflixのドキュメンタリー『ハリー&メーガン』、王子の自伝本『スペア』がアメリカ人に影響を与えた結果、チャールズ国王が8位、カミラ王妃がワースト2になったと推測される。

 一方、ヘンリー王子夫妻に対する好感度は2020年に移住してきた頃とほぼ変わらない結果に。

 ヘンリー王子に対しては、「ダイアナ元妃の葬儀の際には、まだ少年だった次男坊」というイメージがあり好感度53%と低くない。ただ、夫妻がアメリカに住んでいることにはあまり興味がないようで、59%が「アメリカにとって良いことだとも悪いことだとも思わない」との結果が出ている。

 なお、エドワード王子とアン王女についていは「知らない」と答えた人がとても多かったが、それでも最下位にならなかったのは、彼らを知っている人たちの好感度が高いからだった。

イギリス人はカミラ王妃の活動を評価

 「YouGov」は、イギリス人を対象とした英王室メンバー好感度調査も定期的に実施。

 2024年度最新の結果では、トップはエリザベス2世で77%。以下、キャサリン妃(73%)、アン王女(70%)とウィリアム皇太子(70%)、チャールズ国王(62%)、ザラ・ティンダル(58%)、53%のソフィー王女(53%)、エドワード王子(52%)、カミラ王妃(49%)、ケント公爵(41%)と続いた。

 10位以下は、39%のケント公爵夫人とルイーズ・ウィンザー、36%のユージェニー王女とベアトリス王女で、ヘンリー王子は27%で15位、メーガン夫人は23%で17位という低い結果となった。