紙メディア・イズ・デッド
A氏:前回もちょっと話しましたけど、かつては映画宣伝会社の女性スタッフが色仕掛けでテレビ局などに作品を取り上げてもらうような営業は、さすがになくなってきましたかね。#MeToo機運や働き方改革もあって。
B氏:映画宣伝の方たちの働き方や待遇って、いくらか改善されてきました?
C氏:私は配給会社に勤めてますけど、いまだに労働環境が悪い他社の話も耳にしますよ。
B氏:ただ、出版も業務委託が多すぎですけどね。名刺は編集部だけど社員じゃないとか。
C氏:ただ、映画の配給・宣伝に関してはコロナ前は明け方まで働くようなことも確かにありましたが、コロナ禍でかなりの仕事がリモートで成立すると証明されて、働き方は急速に変わりました。
A氏:あの頃の激務は何だったのかって話ですが、より少ない労力で同じような効果を得られるようになったってことですね。
C氏:映画の宣伝会社って、配給会社に比べると少し立場が弱いイメージがあって、これまでは“配給会社が労働力使い放題!”みたいな状態になりがちでしたが、今は業務内容を事前にすり合わせることを徹底しています。結局、明朗会計にしないとお互いすり合わせができないし、その方が健全ですよね。
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