2024年の話題を独占したと言っても過言ではない大谷翔平。シーズン前に結婚、史上初の50-50達成、ワールドシリーズ制覇、3度目のMVP獲得と、ほぼ満点に近い1年だったが、来年もビッグイベントが控えている。所属するドジャースが今季の韓国シリーズに続き、来季の開幕シリーズを日本で開催。“世界のオオタニ”が故郷に凱旋するのだ。
「メジャーのチームが日本で試合を行うのは2019年のアスレチックスvsマリナーズ戦以来。この時はイチローが引退を発表して大騒ぎになりましたが、イチローと比べても圧倒的な人気と話題性を誇る大谷が日本でプレーするとなれば、文字通りの狂騒となるのは確実です。27日にはチケット販売の詳細が発表されましたが、最高額は176万円(10人席)とケタ外れの値段。ただ、外野席では1万円を切る座席もあり、事前の予想より価格は抑えられている印象です」(スポーツ担当記者)
チケットは12月9日にまず団体席が発売され、一般発売は1月9日から。激しい争奪戦になるのは間違いないが、これを見逃す手はない。
「メジャーのチームが初めて日本で公式戦を行ったのが2000年で、その時は1998年にシーズン66本塁打を記録したサミー・ソーサが来日。その後4~5年に1度のペースで日本ツアーが行われていますが、大谷がドジャースのユニフォームを着て日本でプレーする姿を見られる機会は最初で最後かもしれません。
海外での試合は負担が大きいので、選手はやりたくないのが本心。ドジャースが2年連続で海外開幕戦を行うのは異例です。多くの日本人選手がメジャーでプレーしているので、次は別のチームが来る可能性が高いですし、不穏な予測をすれば、二刀流で激しい負荷に晒される大谷が次の日本ツアーまでプレーしている保証もない。チケットは全て抽選での販売ですが、2002年日韓W杯の日本戦や、1988年、92年などに行われたマイケル・ジャクソンの東京ドーム公演レベルの伝説的なチケット争奪戦になりそうです」(同前)