しかし生活について「まったく贅沢をしていない」と断言します。

◆夫婦ともに正社員、2児を育てる夫婦の“リアルな暮らし”

2LDKの賃貸マンションに住み、未就学児2人を育てるりかさん一家。夫婦ともに正社員ですが、りかさんは医療関係の会社で時短勤務、旦那さんは不動産関係の会社で朝早くから夜遅くまで働いています。平日の就業後のお子さん2人の育児はワンオペで、りかさんが担当とのこと。

「時短勤務ですが、勤務地から自宅までドアツードアで1時間はかかるため、退社後に最寄り駅の保育園に迎えに行って自宅に帰宅できるのは18時から18時半。そこから夕食の支度、お風呂、寝かしつけをすると毎日ヘトヘトで。今は平日でも週に1~2回は夕食をテイクアウトや出前に頼っています」(りかさん)

ショーケースに並ぶお惣菜
専業主婦でも共働きでも、家族の食事を毎日手作りするのはかなりハードルが高いもの。りかさんも同様で平日は週に1~2回、土日は両日のお昼だけ外食やテイクアウトにして、それ以外はなんとか手作りで頑張っているそうです。しかしそれでも家族4人だと外食1食分だけで3000円~5000円ほどに。平日のランチは夫婦ともに外食になることがほとんどで、トータルすると外食費だけでも月に8万円はかかってしまうそう。これに加えてスーパーで安く食材を買っても月に7万円は超えるので、トータル15万円は食費として消えていく計算に。

◆安く預けられる託児所は常にいっぱいで、ベビーシッターしかない

また実家が遠方のため、お互いの両親に子育ての協力を仰げないりかさん夫婦。どうしても残業や他の用事があって子どもたちを見られないときには、2人分で1時間3000円がかかってもベビーシッターサービスを活用しています。それが月に2、3回ほど。

「自治体がやっている一時保育の託児所だとかなり安いんですが、いつ予約しようとしても予約はいっぱい。高額でも確実に子どもを預けるには民間のベビーシッターを利用するしかありません」(りかさん)