ポケットサインは、同社が開発する避難支援アプリ「ポケットサイン防災」が11月18日(月)より、宮城県内の全35市町村で導入されることを発表。同社と宮城県は、ミニアプリ「みやぎ防災」としてリリースした。
誰でも無料で使えるデジタル身分証アプリ
「ポケットサイン防災」は、同社のデジタル身分証アプリ「ポケットサイン」のミニアプリだ。
「ポケットサイン」は、誰でも無料で使えるデジタル身分証アプリ。マイナンバーカードの情報をスマートフォン内に登録して「デジタル身分証」を発行することで、デジタル空間で自分の情報を一元的に管理・活用するためのツールとして利用できる。「ポケットサイン」は、サードパーティ製アプリや各種ミニアプリとの連携に対応。プライバシーを高水準で保護するために、連携する情報の内容やタイミングなどを自身で管理できる。
「ポケットサイン」を利用すると、連携するサービスにおいて、オンラインで本人確認や引越し時の住所情報の一括更新、宿泊施設のチェックインなどができる。また、個々人の情報に応じた毎日の生活を豊かにするサービスを利用可能。また「ポケットサイン」は、マイナンバーカードを使わず、スマートフォンのみで公的個人認証サービス(JPKI)を利用できる「スマホJPKI」に対応済みだ。
住民の所在や安否などの避難状況を把握
「ポケットサイン」のミニアプリ「ポケットサイン防災」。同社と宮城県は11月現在、「ポケットサイン防災」を宮城県女川町・石巻市の女川原子力発電所に近い7市町向けにカスタマイズし、「宮城県原子力防災アプリ」として提供している。今回、宮城県が主導して広域災害や広域避難に備えるため、県内35市町村で導入されることが決まったという。
「ポケットサイン防災」に登録することで、35市町村は災害などの際に住民が県内のどこに避難していても、住民一人ひとりの所在や安否といった避難状況を正確に把握できるようになる。