嵐の大野智が「大麻取締法に抵触する行為で逮捕された」などとする虚偽情報がSNSで拡散された件について、STARTO ENTERTAINMENTが「事実無根」と完全否定。法的措置を取る準備を進めていると声明を出した。デマが広がってから即座に厳しい姿勢を示したことで、一部で噂されていた大野の「引退説」も打ち消したとの見方が浮上しているようだ。
11月26日ごろからX(旧Twitter)で「大麻所持で大物芸能人が逮捕された」「テレビ局側には『諸事情でグループを脱退する』とだけ説明されている」といった情報が飛び交い、一部で「大野のことなのでは」と推測されていた。
さらに、炎上騒動などの独自情報を発信しているインフルエンサー「エンターテイナー折原」氏が「元ジャニーズのとあるグループのメンバーが逮捕されたとの情報が入ってきた」「今詳細調べてるから確定したら公開するけど、逮捕の話が上がってるのは嵐の大野智」などと名指しで投稿し、これが拡散されたことで騒ぎが拡大。折原氏は「未確認情報」と断り書きをしていたが、これに対してネット上では「未確認情報で名前を出すのはどうかと思う」「名指しした時点で名誉棄損では」といった疑問の声も相次いだ。
あくまでSNS上だけで広まった情報で真偽不明だったが、Xのトレンドに「大麻くん」が入るなどしたことで、「大野くんが逮捕されたらしい」という噂を信じてしまう人も少なくなかった。
これを受けてか、嵐が立ち上げた「株式会社嵐」の代表を務める弁護士の四宮隆史氏が11月29日付のXで「とんでもないデマや誹謗中傷はスルーしましょう。反応してバズって喜ぶのはあちらですから」と投稿。具体的には言及していないが大野の一件についてとみられ、続けて「本人も『気にしてない』と言ってますので」と、大野本人が騒動を認知していることを示唆した。
さらに、STARTO社は11月30日に「当社契約タレントへの著しい名誉毀損記事・投稿について」と題する声明を発表。「大野が大麻取締法に違反する行為を行ったという事実はなく、逮捕の事実もございません」と噂を完全否定した。