洗面所のタイルはもともとあったものを残している
洗面所のタイルはもともとあったものを残している(左:リノベ前/右:リノベ後)
 築古の物件で気になるのがお風呂やトイレなどの水回り。セセさんは、トイレの場所を洗面所の隣に移動し、使いやすい動線に変更。また、洗面所は印象的な丸いミラーを設置し、蛇口と洗面ボールを新しいものに交換しています。

 トイレがあった場所を洗濯機置き場に
トイレがあった場所を洗濯機置き場に(左:リノベ前/右:リノベ後)
「洗面ボールはグレーっぽい陶器製です。髪の毛や汚れが目立つのが嫌なので、白以外を選びました。ミラーの下の白いタイルはもともとついていたものです。また、もともとはお風呂場に洗濯機置き場があったのですが、それではドラム式洗濯機を置くことができなかったんです。そこでトイレがあった場所に洗濯機置き場を作りました。壁はピンクのタイルが貼ってあったので、それをいかしています」

お風呂場の置き場には洗濯機が収まらなかった
お風呂場の置き場には洗濯機が収まらなかった
「お風呂の壁も同じピンクのタイルで、床は水色の小さなモザイクタイルだったのですが、古くて汚れが気になりました。お風呂のリノベのイメージを検索していたら、コンクリートを塗っている画像があって『これだ!』と思い、壁も床もコンクリートを塗ってスッキリとさせてもらいました。風呂桶は小さめですが、予算があまりなかったのと、小さいほうが水道代の節約にもなるため、もともとあったものを使っています。完成したお風呂場は私は気に入っているのですが、SNSでは『ホラー映画に出てくるお風呂みたい』と言われて、変な意味でバズってしまいました(笑)」

お風呂(左:リノベ前/右:リノベ後)
お風呂(左:リノベ前/右:リノベ後)

◆珪藻土の塗り壁材でDIY

砂壁には珪藻土の塗り壁材を自分たちで塗った
ポロポロと落ちる砂壁には、珪藻土の塗り壁材を自分たちで塗ったそう
 リノベーションは基本的にプロの業者に依頼し、あまりDIYはしていないといいます。

「よくDIYしているのか聞かれるのですが、私は難しいことはできないし、張り替えなど失敗したくないので、基本的には職人さんに頼るようにしています。ただ、和室やリビング、洗面所などの砂壁の塗り替えと、襖の張り替えは自分でしました」