「良い酒をつくれば、人は必ず支持してくれる」という信念のもと、 蔵元自ら酒造りに携わるほど強い情熱を持っていた六代目 水野義太郎氏。統制下でも米を白く磨き酒造りを行うなど、彼の吟醸造りへの情熱は黒龍の礎となっている。
この水野義太郎氏の時代をイメージして醸した「黒龍 純米大吟醸 六・義」の味わいは、当時の吟醸酒が持つ力強さと、ポテンシャルを表現している。
青リンゴやメロンのフレッシュさと、和三盆のような甘美な香りが見事に調和。口当たり滑らかで、力強い苦味が味わいを引き締めるクラシックなスタイルだ。
「黒龍 純米大吟醸 七・正」
七代目 水野正人氏がフランスにてワインを学び、その熟成技術を日本酒へ応用して生まれた「大吟醸 龍」は、大吟醸酒市販化の先駆けとなった。また、パッケージの細部に至るまで徹底したこだわりは、現在の黒龍ブランドを創り上げ、確立させた。
そんな水野正氏の時代をイメージして醸した「黒龍 純米大吟醸 七・正」の味わいは、吟醸蔵として洗練され始めた、当時の黒龍を表現している。
青リンゴや洋ナシの青々しさと、ユリのような華やかさが調和したフレグランスが特長。直線的で伸びやかな酸が、スタイリッシュでエレガントな味わいを創り出している。
「黒龍 純米大吟醸 八・直」
七代目の酒造りを継承しながらも、新たな価値を問い続け、伝統と革新の融合を推し進める八代目 水野直人氏。燗酒や酒器などの伝統文化を磨きあげ、日本酒の価値向上に注力。北陸・福井の恵みや風土を、黒龍酒造ならではの形で発信し続けている。
水野直人氏の時代をイメージして醸した「黒龍 純米大吟醸 八・直」は、歴代から受け継ぎ昇華した黒龍のスタイルを、新たな味わいで表現。熟したバナナや黒糖、アーモンドなどのアロマが重なり合い、複雑な香りを生み出している。
口当たりは柔らかく、苦味と甘味のコントラストで奥行きのある味わいに仕上がっている。