そうすると、腹8分目どころか、腹15分目になったり、逆に腹3分目で我慢したり、でも結局我慢できずに、腹20分目まで食べたり…。
食べないようにしようと思えば思うほど、私の場合は食欲のコントロールが難しくなっていきました。
そんな時に出会った言葉が、「体は食べたもので出来ている」という、当たり前ですが忘れていた感覚でした。
そこから、「もう食べないダイエットは終わりにしよう。好きなだけ食べていいんだ」と思うようにしましたす。すると「いつでも食べられるから今はこれくらいで充分」と感じられるようになり、かえって腹8分目の感覚がわかるようになったんです。
◆食べないと、太りやすい体になるカラクリ
太るのは食べ過ぎてしまっているから、痩せるために食べない!というのは女性のみならず誰でもが思ってしまうことですよね。身体に入ってくるものがなければ、太りようもないというのは事実かも知れません。
しかし私は、食べないダイエットの裏に潜んでいる本当の危険を知った日から、「ダイエット=食べない」という考え方を捨て「ダイエット=食べる!」という考え方にチェンジしていきました。
食べないダイエットの危険性は、実は痩せたい!という効果と裏腹に太りやすい身体になることです。
食べていないのに太るの?と思われるかもしれませんが、食べないことは身体に飢餓状態を作り出すことであり、危険に感じた脳が栄養やエネルギーになる中性脂肪を逆に貯めこみやすくするという側面があります。
◆食べないダイエットで一番老けていた27歳の頃
さらに、身体は重くてだるい状態が続きがちで、体も心もストレスフルに!そのストレスを癒そうと、余計にお菓子など糖質への欲求も高まっていきます。
また、糖質は最も早くエネルギーとして使われやすいので、エネルギーが過度に不足の状態になることでも、糖質欲求はうなぎのぼりになり、結果食欲のコントロールも効かなくなりがちです。