また、海外の映画祭で高く評価される日本映画に目を向けると、比較的“地味”な作品が多いという現実もある。
例えば『カンヌ国際映画祭』でパルム・ドールを受賞した『万引き家族』(18年)、脚本賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』(21年)、『怪物』(23年)などがこれにあたるが、いずれも決して派手な娯楽大作ではない。
「国内では絶大な人気を誇ってはいるものの、海外で評価されている作品にはあまり出演していない綾瀬にとって、芸術性の高い作品へのシフトは活躍の場を世界に広げるチャンスになるかもしれませんよね」(同映画業界関係者)
映画女優としての綾瀬の今後の動向に要注目である。