カバー楽曲で幅を見せつける
続いてジャスミンをメインボーカルに据えて披露したのは、ラナ・デル・レイ(Lana Del Rey)のカバーとなる「Video Games」。観客はジャスミンの声にぴったりのカバーに聞き入る。
「クレイジーな夜だね」と満足気ながら、さらなる盛り上がりを求めるライアンは「自然そのまま感覚を思い出そうよ。動物の本能そのままの動物の姿になろうよ」と語りかけ、「Bit By Bit」、さらに「Body」まで勢いよく駆け抜けた。「Body」ではライアンが客席に大きく乗り出す場面も。まさに全身で表現を行う姿を見せてくれた。
優しい言葉と、姉弟の絆
「(日本語で)ありがとう、みんな最高!」と再び会場を喜ばせたライアン。
「一緒に歌ってくれてありがとう。それぞれ外見も人生も違う僕たちだけど、僕らの歌が君たちの真実の姿に、君たちの人生に力を与えられていたら嬉しいな。君だけの物語を描き、ありのままの君でいてね」と語った。
「姉妹と一緒に来ている人?」と呼びかけ、手を挙げたファンに「いいね」と笑ったライアンは、自身の姉であるモリーを指して「モリーのような姉がいて幸せだよ」と愛情たっぷりに語り、「彼女の美しい声のために書いた曲」として「Sleep Awake」を披露した。優しい歌声で会場を癒しながら、神々しい光に照らされるモリー。最後はファンの歓声が彼女を包み込んだ。