ラベルには、日本を代表するナイーブ画家&グラフィックデザイナー原田泰治氏が、素朴でたくましい風景を描いた「野良仕事」を使用。1歳児の時に小児麻痺にかかり歩行困難になった原田氏の作品は、素朴画(ナイーブ・アート)と呼ばれるもので、日本の美しい風景を描いているのが特徴。1980年代に朝日新聞日曜版に「原田泰治の世界」を連載するとともに、「原田泰治の世界展」を全国で開催するなどしていた。


原田氏は、車いす生活ということから「らくらく入店の会」で車いすでも街を楽しめるマップ作りの活動で一緒になる機会があり、難病患者である本金酒造杜氏・宮坂氏のことをよく気にかけていた。


生前新しいお酒の話をした際に、「本金は『野良』だね」という言葉をもらい、その言葉を励みに新しい酒造りへ走り始め、素朴でたくましい風景を描いた「野良仕事」は新しいラベルとなった。生前の原田氏自らが背景を消して、ラベル用に残したものを使用。デザインは、クリエイティブディレクターの宮坂淳氏が手がけている。

美山錦の最高の美味しさを引き出した酒


酒ぬのや本金酒造代表・宮坂眞一氏は、「このお酒のお米は日本酒業界でいえば山田錦のようなスター米ではありません。しかし、地元で一番適している酒造好適米の美山錦を使用し、美山錦の最高の美味しさを引き出し皆様にほっこりしていただくことがこれからの諏訪にとって本金酒造にとって続いていく、大切なことだと思います。誰もが皆、それぞれの『野良』を生きている。さあ、乾杯しよう」とコメントしている。

「純米大吟醸 野良」は200本限定となっているので、気になる人は早めにチェックしてみて。

酒ぬのや本金酒造Instagram:https://www.instagram.com/p/DC0bOzkS32V/?utm_source=ig_web_copy_link

(山本えり)