炎上しているポイントはいくつかあるが、最大のポイントは「馬への虐待」。ポロというスポーツは、馬に乗り疾走しながらボールを打ち、ゴールに入れるという競技であることから「動物虐待しながら競い合う金持ちのエゴとしか感じられない」などと非難する声が殺到したのだ。
コメント欄には、「馬が苦しそうで見てられない」「けがや過労で馬が早死にしそう」「動物虐待にしか見えない」といった批判が大量に書き込まれている。
その中には、2010年にヘンリー王子がポロの試合で乗っていた白馬が、腹部から出血していたことを指摘するコメントも。これは、乗馬靴のかかとに取り付けられている拍車(腹部を刺激して馬を御するための馬具)が刺さり出血したもので、当時も「動物虐待」だと非難された。
今回も「あの時、散々非難されたのに、王子は何も変わっていない」「反省せずに馬を虐待し続けている」などと、たちまち炎上したのだ。
ほかにも、「富裕層の遊びなんか興味がなかったけど、よく見るとポロって馬にとって過酷な虐待スポーツなんだね」「彼らはアスリートなんかじゃない。動物虐待加害者だ」「動物虐待を賛美するドキュメンタリーを配信するなんて、Netflixよ、恥を知れ!」「吐き気がする」といった厳しい声が書き込まれている。
『POLO』炎上ポイントの2つ目「サセックス公爵夫妻」の称号
炎上ポイントの2つ目は、Netflixが予告編の説明欄に「製作総指揮はサセックス公爵夫妻」という紹介文を添えていること。
王室離脱し、王室批判をしているヘンリー王子夫妻が、ロイヤル感を演出するために「サセックス公爵夫妻」の称号を乱用していることに矛盾を覚える人々から、「王室の古い習慣とかが嫌だったくせに、“王室ゆかりのスポーツ”は金もうけのネタにするんだね」などの声が上がった。
今年、ウィリアム皇太子がホームレス撲滅に熱心に取り組んでいることが話題になり、皇太子の姿を追ったドキュメンタリーも放送されて大きな称賛を集めた。そのため、「皇太子は貧困のために奮闘しているのに、プロの慈善家を名乗るヘンリー王子は『金持ちの趣味を庶民に教えてあげる』スタンスなんだね」というバッシングも上がっている。