――丸くなったと言うと、昔は尖っていたのですか?
近藤:尖っていたというよりは、20代は目の前のことをやることで精一杯で、自分たちのやりたいことってなんだろうって思っていました。わたしたちは駆け抜けて来た印象があって、30代で徐々にやりたいことが見えたコンビだと思うんですけど、40代でさらにとってもマイペースにできている感じがして、そこはいいなと思います。
◆来年の目標は?
――さて、来年の目標はいかがでしょうか?
友近:わたしはまずは引き続き、水谷千重子と西尾一男を(笑)。ふたりは独り立ちしていて、水谷は明治座の座長をしていて、西尾一男は単独で高級ホテルでショーをやるまでになりました。そのふたりはそのまま続けてもらって、わたしはわたしで例のサスペンス劇場をシリーズ化したいですし、継続していきたとい思っています。
近藤:とにかくやれることをやれる年にしたいですね。徳男・徳子もやりたいですし、あとは映画ドラマ。お笑いではない、お芝居をやりたいです。今自分が興味のあることや、求められることを積極的にやっていきたい。そういう年にしたいですね。
友近:わたしたち、真面目ドラマで共演したらどうなるんだろうね?
近藤:友近さんと看護師とか(笑)。なんとなくいま見えました!
<取材・文/トキタタカシ>
【トキタタカシ】
映画とディズニーを主に追うライター。「映画生活(現ぴあ映画生活)」初代編集長を経てフリーに。故・水野晴郎氏の反戦娯楽作『シベリア超特急』シリーズに造詣が深い。主な出演作に『シベリア超特急5』(05)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)などがある。現地取材の際、インスタグラムにて写真レポートを行うことも。