友近:今年は楽しかった一年で、やりたかったYouTubeドラマ(※)を作れたことが大きいですね。昭和の映像が好きで、80年代、90年代のドラマが好き。今は2時間ドラマも減っているので、どうにかして観たいわけです。それやったら観るじゃなくて、自分で出ようと。作ろうと。昭和の映像制作が得意な会社にお願いして、そこからやり始めました。

(※編集部注…YouTubeチャンネル「フィルムエストTV」で公開された動画「友近さん&モグライダー芝さんと“あの頃”っぽいサスペンスドラマを撮ってみた」)

――ものすごく話題になりましたが、勝算はあったのでしょうか?

友近:話題になるというか、みんなが観てくれるだろうなという自信はありました。でも、あそこまでとは思わなかったです。モグライダーの芝さんも世界観をすぐ理解してくれて、めちゃくちゃお芝居が上手かったですよね。

ある種、あの時代のものまねをしたらいいと理解したそうで、やりやすかったと言っていました。わたしもあの感じのネタはいつもやっていたので、楽しかったです。あれが「ロケーションジャパン」にノミネートされたことが今年一番うれしかったですね。

近藤:数々の映画やドラマがあるなか、すごいですよね。

◆40代に入って「マイペースに好きなことを」

――春菜さんはハリセンボン結成20周年、事務所移籍で新スタートの年でもありました。

近藤:ハリセンボンとして20周年ということで、とても楽しく、めちゃくちゃ充実した1年を過ごさせていただいたと思いますし、この年末には単独ライブを7年ぶりにやらせてもらったり。わたしたちもYouTubeで好きなことをやらせてもらって、コメントでいただく言葉もめちゃくちゃ平和でありがたい限りです。

わたしたちふたりも40代に入り、40代のリアルな感じがテレビとは違う素の部分みたいなところで「癒されています」みたいなコメントもあったりして。わたしたちも丸くなり、素の無理しない感じでいけているところがいいなあと。40代に入ってマイペースに好きなことができている感じが、すごく楽しいなと思っているのでいい一年でしたね。