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2024/11/26
【愛知県名古屋市】グルテンフリーの食事処「みちのり亭」OPEN!小麦アレルギーの人も安心して楽しめる
そして3つ目は、新しい和の「美味しさ」への探求だ。グルテンフリーという制約を逆手に取り、新しい食材と技法で和食の新境地を切り拓いている。
グルテンフリーへの課題
小麦・麦類不使用のグルテンフリーの料理作りには、一般的な料理では想像もつかない数々の課題があるそう。
まずは食材・調味料の選定だ。醤油や味噌にも小麦が含まれていることが多く、グルテンフリー専用の調味料を探す難しさがあるという。マヨネーズに使われる穀物酢の原料や、だしに含まれる原材料まで、一つひとつ丁寧な確認作業が必要だ。そのため、既存のレシピをそのまま使うことができず、グルテンフリーの調味料に合わせた味付けの再構築が必要となる。
また、グルテンを含まないことで失われる、モチモチ感・しっとり感・ふんわり感・パリッとした食感を再現することも同店の大きな課題だ。特に、小麦粉の代わりに使用する米粉は、つなぎ力が弱く扱いが難しいため、適切な配合や高度な調理技術が求められる。これらの課題に加え、グルテンフリー専用の食材を使用することによって、コストも増加。
しかし同店では、「みちのり弁当」で培った経験と技術を活かし、これらの課題を一つひとつ克服。安全性を保ちながら、本来の美味しさを追求した料理を届けていく考えだ。
名古屋をグルテンフリーの街へ
同店では、「名古屋をグルテンフリーの街へ」というビジョンのもと、新たな一歩を踏み出す。
名古屋の食文化を代表する手羽先やみそかつをグルテンフリーで提供することは、その第一歩と考えている。
同店は将来的に、名古屋に来た人が「ここには安心して食事ができる場所がたくさんある」と感じてもらえうような街づくりを目指している。グルテンフリーといえば「名古屋」と言われる日が来るよう、みちのりブランドはこれからも挑戦を続けていく。
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