ベンナーズが、西鉄ストア運営の福岡「マリンワールド海の中道」内にあるレストラン「Reilly(レイリー)」にて、ピエトロと共に3社コラボしたメニュー「フィッシャーマンボウル」の提供をスタートした。
福岡に本社を置く3社がコラボ
2023年以降コロナが明け、九州・福岡県における国内外からの観光客数の推移は年々高まっている。
今回、「食」を通してSDGsの推進に一役かいたいという志に共感をした、ピエトロ、西鉄ストア、ベンナーズという福岡に本社拠点を置く3社がタッグを組んで、“地産地消”をテーマに、「マリンワールド」に訪れた観光客向けに、福岡の地魚メニューを開発。
「マリンワールド」のレストランコンセプトが“ファミリー向けの洋食”であることも踏まえ、現在メニューにない「魚介カテゴリー」にチャレンジすることになった。
天然国産魚を使用した「フィッシャーマンボウル」
試行錯誤の末、おいしさと魅力溢れたベンナーズの「未利用魚」に、ピエトロのドレッシングで味つけしたコラボメニュー「フィッシャーマンボウル」1,500円(税込)が完成。
海の美しいハワイの名物「ポキ」をアイデアヒントに、福岡をはじめとする、九州で獲れる新鮮な天然国産魚を使用したポキ丼で、にんにく、たまねぎ、しょうがの香味野菜にガーリックオイルをあわせたソースでやみつきになる味わいに仕上げている。
漁師の想いもメニューのせて伝えるべく、「フィッシャーマン(漁師の)ボウル(丼)」と名付けられた。
「未利用魚」について
ちなみに「未利用魚」とは、サイズが規格外だったり、十分な水揚げ量が無かったり、形が悪かったり傷がついていたり等の理由で価値が付かず、流通される前段階で通常の流通に乗らなくなってしまった魚のこと。
味には全く関係がないため、水揚げ後の処理次第では一般に流通している魚と同様にうまみが詰まっている。
総水揚げ量の約30〜40%(※)が「未利用魚」とされているとのこと。気候変動による海水温上昇などの影響で日本の漁獲量が年々減少している中、解決策のひとつとしてこれまであまり食べてこられなかった「未利用魚」に注目が集まっているという。