愛知県・西浦温泉の老舗旅館「旬景浪漫 銀波荘」は、「通う旅館」を目指し、館内でのポップアップストアやデリカテッセンの販売、旅館アフタヌーンティーなどの新たな取り組みを、12月1日(日)より順次実施する。

「将棋の宿」で有名な老舗旅館の新しい取り組み


「旬景浪漫 銀波荘」は、1955年に4室でオープンした創業69年の老舗旅館。1966年に将棋の王将戦が行われたことをきっかけに、羽生善治氏や加藤一二三氏など名棋士たちによるさまざまなタイトル戦が行われ、「将棋の宿」として有名になった。三河湾ならではの素材の味に深みのある深海魚を使った料理や“美白泉”、西浦温泉から見える三河湾の絶景が魅力の宿だ。


昨年10月に、旅館の新たな提案として客室をオフィスに改装し、企業向けにサテライトオフィスリーシングをスタートした。今回はさらに、日帰り利用客に向けて、館内コンテンツの充実を図る。これらの取り組みにより旅行客だけでなく、ワーカーをはじめ、地域の人にも足を運んでもらえる場所を目指し、西浦や蒲郡が多くの人に選ばれる地域になるよう挑戦を続けていく。

香メーカーや錫製品ブランドとコラボ

ポップアップストアの第1弾は、12月1日(日)~2月2日(日) 9時〜18時に、約450年の歴史を持つ東京の香メーカー「日本香堂」と、兵庫県の錫製品ブランド「NAKAGO」の商品を、期間限定で展示・販売する。


「日本香堂」は、蒲郡名産のみかんや西浦の海のイメージに合う香りを中心に、50種以上の商品を展開。旅館ならではの和の雰囲気の中、歴史ある香の文化を味わうことができる。


「NAKAGO」は、酒米の王様と称される山田錦の一大産地である兵庫県小野市で立ち上がった、錫製品のブランド。製造業で培った技術を活かし、輝き方にこだわった錫製品により人や地域を繋ぐことを目指しており、今回銀波荘との繋がりが生まれた。錫ならではの輝きや日本酒との相性などを、老舗旅館で体験することができる。

蒲郡の地域産品を活かしたデリカの販売