公演数が15公演と限られていたことや、劇場となるCBGKシブゲキ!!は「客席数 242席・車椅子スペース 2席」(公式サイトより)と、キャパシティが小さいことからチケットは激戦だったようだ。

Lil かんさい・大西風雅の初主演舞台、初日公演で客席ガラ空き……共演者は「転売の人多すぎ」

 ところが、11月21日に初日の幕が開くと、SNSには大西ファンから「開演2分前で、客席は半分埋まってるか、埋まってないかのレベル」「自分の私の周り、誰もいない」「空席がやばくて心苦しい。風雅にあんな景色を見せたくなかった」といったレポートが上がった。

 劇団鹿殺しの劇団員・前川ゆうは、インスタグラムのストーリーズ(24時間限定公開)で「※転売の人多すぎて席スカスカで悲しかったね。本人確認するみたいです」と嘆き、キャストの一人であるロザリーナもストーリーズでこの投稿を引用しつつ、「だから、良かったら当日券狙いにきてね」とコメントした。

 前川が触れた通り、そもそも今回の舞台は入場時に身分証明書などを提示する“本人確認”を行うと事前にアナウンスしており、「OFFICE SHIKA PRODUCE」のXは10月5日に「本公演は転売対策のため、入場の際 本人確認を実施する場合がございます。上記実施時にはチケット購入者ご本人様 同行者様全員揃っての 入場をお願いする場合がございます」と告知。

 詳細を記した文書画像内では、本人確認の実施に伴い、「お申し込みの変更やキャンセルをご希望の方は以下の手順でキャンセル・変更が可能です」として、イープラスでの操作方法まで丁寧に解説していた。

「さらに、劇団サイドは上演日が迫った11月6日の投稿でも『チケットは正規販売ルート(興行主催者、イープラス)でご購入いただきますようお願いいたします』と呼びかけ、転売チケットでの入場は『お断りさせていただく場合もございます』と注意喚起。ただ、ファンの中には実際に本人確認を行うとは思っておらず、高をくくっていた人もいたのかもしれません。その結果、本人確認をクリアできなかった人たちが続出し、客席がガラ空きとなってしまったのでしょう」(同)

Lil かんさい・大西風雅の初主演舞台、“本人確認”実施でファンからさまざまな意見