水面下で実際に擁立への動きがあったことが表面化し、ジョンソン氏の大統領選立候補への期待が高まるようにみえたが、民主党はバイデン大統領に代わってカマラ・ハリス副大統領を候補者とするという「ありきたりな」判断をして、今回の敗北につながった。
2020年の大統領選では「バイデン氏支持」を公にしたジョンソン氏だが、保守派の反発を強く受けた。このため2024年4月、今回の選挙ではいずれの候補者を支持するかを表明しない、と保守系メディアのFOXテレビで明らかにした。また、この月、ジョンソン氏は2925日ぶりにプロレスのリングに立ちファンを熱狂させた。
ジョンソン氏は「国民の団結」を度々口にしている。そのためには民主党色が強まり過ぎた自身のイメージを改めなければならないと、考えているのかもしれない。
ジョンソン氏の行動をチェックすればするほど、大統領選出馬への現実味が日々強まっているように見える。