異国情緒たっぷりベトナムにある『The World Coffee Museum』

ここでは、独自のコーヒー文化が花開いたベトナムのコーヒー博物館をご紹介します。

コーヒー大国にふさわしい世界コーヒー博物館

日本から飛行機で約6時間かかるベトナムは、東南アジア諸国の中でも経済発展が目覚ましい国のひとつです。8つの世界遺産を有し、西洋と東洋が融合したノスタルジックな建築物がいまも多く残るベトナムは観光だけではなく、胃袋をガッチリと掴んで離さないグルメ大国としても知られています。また、ベトナムはコーヒー豆の生産量世界一のブラジルに次ぐ、コーヒー大国でもあります。

「The World Coffee Museum」は、中部高原地方のダクラク省バンメトート市にあります。バンメトート市はコーヒーの栽培で有名ですから、コーヒー博物館が建つのに最適な場所です。博物館には、ベトナムでもっとも有名なコーヒーブランド「チュングエン(Trung Nguyen)」社が、ドイツにあるブルク・コーヒー焙煎博物館から買い取った1万点以上もの資料が順次展示されています。世界コーヒー博物館はその名にふさわしく、ベトナムだけではなく、ヨーロッパや中東諸国のコーヒーの歴史やそれぞれの地域で発展した文化を幅広く学ぶことができる博物館です。

広々とした館内にはコーヒー生産にまつわる機械やコーヒーを淹れる道具以外にも、ベトナムの少数民族が使用している日用品が展示されいますから、現地の人々の生活を垣間見ることが可能です。博物館の中には、休憩するのにぴったりなカフェが併設されていて、本場のベトナムコーヒーを味わえます。

ベトナムコーヒーについて

ベトナムで生産されているコーヒー豆のほとんどが、苦味の強いロブスタ種です。ベトナムのコーヒー栽培は、フランスの植民地支配のもと始まりました。病気に強く、低地でも栽培可能で、高温多湿の環境にも負けないロブスタ種は、栽培しやすいため大量生産向きの品種です。

ブラックで飲むには少々勇気がいるロブスタ種のコーヒーですが、練乳を加えて飲むと、驚くほどのコクとまろやかさを楽しめる味わいに。ベトナムコーヒーを淹れる際には、濃いコーヒーと練乳のマリアージュを堪能すべく、カフェフィンと呼ばれる専用のドリッパー器具を使って、じっくり時間を掛けて抽出します。

おわりに

ひと口にコーヒーといっても、国や地域で淹れ方や飲み方が異なります。

コーヒー博物館を訪れるなら、その国のコーヒーの歴史のみならず、世界中で愛されているコーヒーの文化を肌で感じることができるでしょう。

提供・Cafend

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