実際にmatoilでは、そのような家族にこれまでも食事を届けてきたが、キッチン付き宿泊施設では、基本的に顧客自身が受け取るため、届ける時間に宿泊施設で待機してもらう必要があったという。また、長期滞在で宿泊場所を変える場合は、来日前に施設ごとの冷蔵冷凍庫サイズや調理設備などの確認も必要となり、旅先での食事は簡単なものではなかった。


今回、matoilとMIMARUが取り組むサービスでは、MIMARUスタッフが宿泊している利用者の代わりにmatoilの食事を受け取り、客室の冷蔵冷凍庫に保管するため、利用者自身による宿泊施設への事前確認や、受け取りが不要だ。

このサービスを利用することで、世界中から訪れるアレルギーがある旅行者も食事が理由で旅行中の行動を制限されることなく、安心して日本での滞在を楽しめる。今後、両社はこのサービスを通じて、誰もがいつでもどこでも自由に食事を楽しめる社会の実現を目指す方針だ。

matoilが届ける食事の例

サービスの予約締切は旅行初日の1ヶ月前まで。食事はセットメニューから選べるが、利用者にヒアリングを行った内容に基づき、食事内容を決定するという。なお、価格は食事内容により異なる。

【参考セットメニュー】卵乳小麦不使用の朝食セット(4品)


上の写真は、参考セットメニュー「卵乳小麦不使用の朝食セット」2,800円(税込)。ウインナーパン、ハンバーグ トマトソース、ジャーマンポテト、ほうれん草とコーンのソテーといった内容だ。

アレルギーのある人や、日頃からグルテンフリーの食事を取り入れている人は、旅先の選択肢としてチェックしてみては。

matoil公式HP:https://www.matoil.jp
MIMARU公式HP:https://mimaruhotels.com

(Haruka Isobe)