電話番号不要・成果報酬型の新しい中古車売買の仕組みを提供する「ストリマ」リリース
経済産業省「令和5年度電子商取引に関する市場調査」によると、2023年における「自動車、自動二輪車、パーツ等」のEC化率はわずか3.64%(※1)で、他の分野と比較しても非常に低い水準にとどまっている。つまり、依然として自動車は実際に店舗を訪れ、現車を確認したり試乗したりしてから購入されることが一般的だ。販売事業者にとっては、顧客に車を実際に見せなければ、在庫車両を販売することが難しい状況が続いている。
顧客に車を見せるためには来店してもらう必要があるが、認知度向上のための訴求手段はあるものの、直接来店を促す手段は限られている。また、潜在的な顧客が興味を持ったとしても、来店するのは週末などが多く、現車確認までにタイムラグが発生するのが一般的だ。
このように、中古車販売市場では、顧客が来店するのを「待つ」スタイルが長年にわたり続いており、それが在庫回転率の低下につながる一因となっている。
また、認知度を高める方法として、中古車情報サイトへの在庫掲載が広く行われているが、従量課金制の掲載料が発生するため、特に小規模事業者にとってはコスト増加が課題となっている。
短時間での商談成立が期待できる
これらの課題に対し、位置情報機能を提供する「ストリマ」は、顧客が興味を持ってから現車を確認するまでのタイムラグを減らし、中古車販売の回転率を向上させる、中古車の「移動販売」を提案する。
多くの販売店において、潜在顧客の大半は店舗から40キロ圏内に存在している(※2)。
営業担当者が自ら在庫車両に乗り、同サービスを利用して位置情報を公開しながら40キロ圏内を走行することで、従来「待つ」ことが中心だった営業活動を、積極的に顧客にアプローチする「攻めの営業」へ転換。
さらに、街中で顧客の近くを走行することで、興味を持ってメッセージを送った顧客の場所まですぐに移動して車を見せる機会を作り、素早く購入意欲を高めることが可能だ。これにより、来店を待つよりも短時間での商談成立が期待でき、販売回転率の向上が見込まれるという。