歌手の氷川きよしが、大みそかの『第75回NHK紅白歌合戦』で紅組でも白組でもない「特別枠」で出場することが発表された。復帰後初のテレビパフォーマンスとなり、活動の本格化に期待が集まっているが、その裏で創価学会の機関誌で「学会員」としてインタビューを受けたことが話題になっている。

 氷川は2022年末の『紅白』を最後に歌手活動を休止。充電期間を経て、今春にデビューから所属していた大手芸能事務所から独立し、8月のコンサートで1年8か月ぶりに音楽活動を再開した。今回の『紅白』は復帰後初のテレビ歌唱となる。

 いよいよ完全復活となりそうだが、そんな氷川が創価学会の機関誌に登場したことが物議を醸している。今月14日に発売された創価学会の機関誌「WORLD SEIKYO vol.5」(聖教新聞社)に氷川のスペシャルインタビューが掲載され、創価学会員であることをまったく隠していないと話題になっているのだ。

 通販サイトなどに記載された同誌の商品説明でも、氷川のインタビュー記事について「創価の信仰を通して悩みや葛藤を乗り越え、ありのままの自分を輝かせながら周囲に希望を届けてきた体験を語る」と書かれ、学会員であることが前提となっている。

 これについて、発売中の「女性セブン」(小学館)は「氷川きよし『壮絶いじめと信心』告白」と題して報道。記事によると、氷川はインタビューで、幼いころにイジメを受けていたが創価学会名誉会長だった故・池田大作氏の言葉などに励まされ、歌で人々に希望を与えたいと思うようになったと明かしているという。

 氷川が創価学会員であることは公然の秘密で、2012年に学会を脱会した元お笑い芸人で西東京市議の長井秀和氏は「芸人としてブレイクしたころ、氷川きよしくんやタッキーこと滝沢秀明くんと三人で、池田先生に面会した」「幹部会で激励を受けた時、氷川くんは涙ぐみながら壇上の池田先生を見つめていた」といった逸話を語っている。