お正月といえばで思いつくものをご紹介

1月1日の元日はもともと、お正月の神様である年神様を家にお迎えして、五穀豊穣や子孫繁栄を願う行事を指します。お正月といえば本来新年を迎えた1月のひと月を指しますが、現在では小正月の15日までを指すのが一般的です。

今回はお正月といえば…で思いつく言葉や行事、料理、縁起物など、お正月にまつわるものについて解説していきます。

お正月といえばで思いつく人気の言葉

「お正月といえば何がある?」言葉・行事・料理・縁起物など思いつくものをご紹介
(画像=pixabay.com Folkより引用)

お正月といえば…で思いつく一文字の正月言葉といえば、めでたいを表す【寿】や幸せを表す【福】、祝いを表す【賀】、年の初めを表す【春】が有名です。

これらの言葉は迎春や賀正、賀春などいろいろな言葉に使われています。ここでは、新春万福(しんしゅんばんぷく)や迎春万歳(げいしゅんばんざい)、長楽萬年(ちょうらくまんねん)の言葉について詳しく解説していきます。

新春万福(しんしゅんばんぷく) お正月といえば、新春万福という縁起の良い言葉が人気です。新春には新年、万福には数えきれないくらいの福、すなわち【新しい1年にたくさんの幸せが訪れますように】という素敵な意味があるんですよ。

自分に対してだけではなく、相手の幸せを願う時にも新春万福という言葉が使われます。1年の始まりにふさわしい言葉なので、ぜひ覚えておきましょう。

迎春万歳(げいしゅんばんざい)

迎春万歳は、お正月といえばで思いつく人気のキーワードではないでしょうか。年賀状にもよく使われていますね。

迎春は新年を迎えるという意味があり、そこに万歳という言葉をつけ足すことで新年を迎えられて嬉しいというストレートな意味合いになります。万歳は本来長寿や長久を祝う万歳という言葉ですが、長寿=めでたいことからこの言葉が誕生しました。

長楽萬年(ちょうらくまんねん)

長楽萬年という言葉には、長楽は楽しいことが万年続くという意味があります。お正月から楽しいこと、良いことがたくさんありますようにという願いを込めて、この言葉が使われますよ。

お正月といえば家族や親戚が集まって新年のあいさつを交わすので、長楽萬年という言葉を贈るのもおすすめです。笑う門には福来るという意味がある、笑門来福(しょうもんらいふく)も人気の言葉ですよ。

お正月といえばで思いつく人気の行事

「お正月といえば何がある?」言葉・行事・料理・縁起物など思いつくものをご紹介
(画像=pexels.com Folkより引用)

続いてお正月といえばで思いつく、人気の行事やその行事の意味について解説していきます。お正月といえば初詣やお年玉、どんどん焼きなどの行事が代表的ですよね。

初詣にはどんな意味があるのか、お年玉はなぜ始まったのか、どんどん焼きはどんなことをするのか…今まで知らなかった行事の意味を知ることができますよ。

初詣

お正月といえば、初詣は欠かせない行事の1つですよね。初詣は、1年の始まりに初めて神社やお寺にお参りに行き、1年の幸せを祈願します。参拝のポイントは4つ。

鳥居の前でくぐる前に軽く会釈することや参道を通るときには端を歩くこと、手水舎で心身を清めること、会釈を経て賽銭を入れた後2拝2拍手1拝でお参りをすることなどが参拝のポイントです。

お年玉

お年玉は、お正月といえば…で思いつく定番の行事ですが、御歳魂という言葉が語源となっています。現在は子供に金銭を与える習慣になっていますが、昔は年神様を迎え入れるために供えられた丸い鏡餅のことを指していました。

また目上の者(家長)から目下のものに渡していたのをきっかけに、徐々に大人同士のやり取りがなくなり子供だけに渡されるようになったのだとか。

どんどん焼き

どんどん焼きは小学校などで行われていた行事の1つですが、15日の小正月までにしめ縄や門松、書初めなどを焚き上げます。どんどん焼きを行うことで、年神様をお見送りするという意味があるんですよ。

書初めを燃やして炎が高く上がれば、字がうまくなるともいわれています。そういった行事を地域で行っていない場合は清酒や塩などで清めて、不要な紙で包んで一般ごみとして廃棄してもOKです。