◆年下韓国男子・テオに「かわいい!」が止まらない
侑里を翻弄するテオの“あざとかわいさ”も、言ってしまえば「年下男子の定番」だ。年上に対し、ふと漏らす「かわいい」だったり、たどたどしい日本語だったり、あなたのことが好きだ! という気持ちを隠さずストレートにぶつけてくる言動だったり。
とりわけ、第2話の終盤におけるテオの言動は秀逸だった。侑里をキュンキュンさせる行動が止まらないテオに対し、思わず侑里は「こういうの、わかってやってるの?」と戸惑いながら問う。それに対し、テオは真摯に「好きになってもらいたくて、やっています」「僕も26歳の男ですから」と返すのだ。
侑里とテオの約30cm近い身長差も画面映えがする。くわえて、二階堂ふみとチェ・ジョンヒョプの実年齢を見てみると、二階堂のほうが年下である点も意外性がある(2024年現在、二階堂は29歳、チェ・ジョンヒョプは30歳)。
日ごろ韓ドラは観ないけれど、『Eye Love You』をきっかけに韓ドラや韓国男子の魅力を知った層も一定数いるはずだ。
わざわざ日本に韓ドラを逆輸入する意味合いとしては、侑里のテレパス能力を基にした設定の上手さを活かすこと、そして、チェ・ジョンヒョプの存在を土台に組み上げた「年下韓国男子」の魅力をフックに、少々ブームが落ち着きつつある韓ドラ界隈に、あらためてファンを引き込む目論見も感じられる。
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