■ジュブナイルであることの功罪

 もとより『ACMA:GAME』という作品の原作は少年誌に連載されていたコミックなわけで、ジュブナイルとして世に出たという性質があります。

 だから、この雰囲気から視聴者が期待するような残虐性や厳密な命のやり取りがないことには目をつぶろうと思って見てるし、あくまで子どもが理解できる範囲での心理戦を描かなければいけないという縛りがあることも理解します。ジュブナイルでデスゲームという試みも興味深くはある。

 それでも、だからこそゲームの内容がもうちょっとなんとかならんのかと思うんですよ。イカサマやって勝ちましたワーイというのは、こんなこと言いたくないけど、教育上よろしくないと思ってしまうのです。

 頼むよ~。もうちょいなんとか。

(文=どらまっ子AKIちゃん)