◆なんとか集合場所へ

 足を引きずりながら、なんとか渋谷の改札を出て集合場所へと到着した由貴さん。

「ハロウィンの日は一日中、頭もズキズキとして痛かったし、身体のあちこちに擦り傷があって痛みました。でもみんな、ハロウィンの特殊メイクだと思っていたみたいです」

 結局、友人たちには本格的なハロウィンメイクだと褒められることになったそう。由貴さんの仮装は、特殊メイクなのか、本当の傷口なのかはすでにわからない状態だったそうです。

「もっと心配してほしかったけど、なんか複雑です」と嘆く由貴さんでした。

<取材・文/maki イラスト/カツオ>