トイレトレーニングを始める時期には個人差があるので、周りが始めているからと慌てないようにしましょう。パパママは子供のトイレトレーニングを始められる条件や進め方を知っておきましょう。便利グッズや嫌がる時の対処法、体験談も紹介します。

トイレトレーニングはいつから始める?

トイレトレーニングはいつからやる? 進め方、便利グッズ、嫌がるときの対処法を紹介!
(画像=はいチーズ!Clipより引用)

トイレトレーニングには「いつから始めましょう!」という決まりはありません。1番は子供の成長に合わせることです。トイレトレーニングが始められる子供の成長目安は、以下で確認してみてください。

  • 1人で歩くことができる
  • 簡単な言葉が理解できる、話せる
  • おしっこの間隔が2時間以上あいている トイレに1人で歩いて行ける、パパママの問いかけに「うん」「やだ」などの受け答えができれば、トイレトレーニングを始めてもいいサインです。そろそろトイレトレーニングを始める時期かな?と思ったら、赤ちゃんのおむつを1日こまめに確認し、おしっこの間隔が2時間以上あいているかも確認してみましょう。

年齢の目安

トイレトレーニングを始める年齢は「2歳~2歳半頃」の家庭が多いですが、歩けるようになった1歳頃から、3歳頃に始める家庭もあります。

周りの子供がトイレトレーニングを始めたり、完了したりする話を聞くと焦ってしまうパパママもいるかもしれませんね。トイレトレーニングの開始時期、終了時期が早ければいいというものではありませんので、年齢は目安として考えてくださいね。

後でトイレトレーニングの進め方でも紹介しますが、トイレに関する絵本や動画を見せることもトイレトレーニングです。トイレトレーニングは、少しずつできるところから、子供のペースに合わせて進めてあげるのがいいでしょう。

進めやすい季節

トイレトレーニングは春~夏に始めるのがいいと聞いたことがあるママもいるでしょうか。春や夏にトイレトレーニングを開始すると、「洗濯物が乾きやすい」「薄手の衣類を着ているので脱がせやすい(脱ぎやすい)」「お漏らしした時に体が冷えにくい」などのメリットがあります。

トイレトレーニング中はお漏らしで洗濯物が増えたり、布団が濡れたりします。薄い衣服の方が脱ぎ着もしやすいので、ズボンを下ろすのに時間がかかり漏れてしまう…ということも防ぐことができます。

「春や夏頃にトイレトレーニングを開始しよう」とパパママの中でタイミングの目安を決めておいてもいいでしょう。

一方、冬の寒い時期はお漏らしすると寒さや気持ち悪さを強く感じるので、トイレトレーニングが短期間で終わったというママの声もありますよ。

保育園に通っている子供のトイレトレーニングはどう進める?

トイレトレーニングはいつからやる? 進め方、便利グッズ、嫌がるときの対処法を紹介!
(画像=はいチーズ!Clipより引用)

保育園では保育士さんがトイレトレーニングを行ってくれますが、家でもしっかりサポートを行うことが大切です。保育園でトイレに行く習慣がついたり成功していたりしても、パパママが忙しいからと家でトイレトレーニングを怠ってしまうとなかなか進みません。

早生まれだと同じクラスの子供と約1年差がある場合もあるので、周りの子がどんどんパンツになっても焦らなくて大丈夫ですよ。保育士さんは、複数の子供のトイレトレーニングを経験しているので、不安なことは保育士さんに相談してみてくださいね。必要であれば保育士さんから「そろそろトイレトレーニングをはじめましょう」と声がかかることもあります。

家での様子も報告しながら、保育園と家庭で協力しながらトイレトレーニングで進めていきましょう。

幼稚園の入園までにおむつがはずれなかったら?

トイレトレーニングはいつからやる? 進め方、便利グッズ、嫌がるときの対処法を紹介!
(画像=はいチーズ!Clipより引用)

幼稚園の入園までに「トイレトレーニングを終えて1人でトイレに行けるようにしてください」と説明されることが多いでしょう。早生まれだと3歳の誕生日を迎えたばかりの子供もいます。入園までにトイレトレーニングが終わらなかった場合は、幼稚園でも協力してもらうことはできるので、焦らなくても大丈夫です。

年少組の子供全員がトイレトレーニングを終えているとは限りませんし、幼稚園に入園して環境が変わることでまたオムツが必要になる子供もいます。また入園して周りの友達の影響を受けて、1人でトイレに行けるようになる場合もありますよ。

トイレトレーニングに時間がかかってしまう場合でも、いつかおむつは取れるもの。パパママは焦らず気長に付き合ってあげることも大切です。

トイレトレーニングの進め方

トイレトレーニングはいつからやる? 進め方、便利グッズ、嫌がるときの対処法を紹介!
(画像=はいチーズ!Clipより引用)

一般的なトイレトレーニングは以下のような流れで進めていきます。

  1. 絵本や動画で「トイレが何か」を意識させる
  2. 子供に「トイレに行ってみよう」と誘う
  3. トイレに座ることに慣れさせる(おまるや補助便座を使ってもいい)
  4. 1日に何回かトイレにいく習慣をつける
  5. トイレでおしっこやうんちをする
  6. 自分から「トイレに行きたい」と教えられる
  7. まずは家の中でパンツを履いて過ごしてみる
  8. おでかけや寝ている時もパンツで過ごせたら完了 この流れがスムーズにいくことばかりでなく、途中で上手くいかなくなったら前のステップに戻してみたり、1度中断して休むことも大切です。細かい進め方は、これから紹介する内容を確認してくださいね。

1、絵本や動画で「トイレでする」を意識する

トイレトレーニングの最初のステップは、「おしっこやうんちはトイレでする」ことを理解してもらうことです。絵本や動画では「トイレってどんなところ?」を理解してもらうのに効果的です。

普段のおむつ替えから、「おしっこしたね!」「うんち出たね!」と声をかけてあげれば、おしっこやうんちが何かを子供に理解してもらうことができますよ。

トイレトレーニングにおすすめな絵本1:ノンタンおしっこしーしー

「おしっこしーしー」や繰り返しのフレーズが楽しい絵本です。ノンタンがお漏らししてしまうシーンもありますが、「しっぱいしっぱい」と前向きなところも、子供に失敗しても大丈夫と思わせてくれます。

トイレトレーニングにおすすめな絵本2:ひとりでうんちできるかな

しかけ絵本なのでしかけをめくる楽しみもあります。うんちはトイレでどうやってするのか、トイレをしたら流して手を洗うまで描かれています。

2、トイレに座ることに慣れる

子供がトイレはどんなところかを理解してきたら、実際にトイレに座らせてみましょう。初めはおむつを替えるタイミングでトイレに座らせてみるといいでしょう。

大人用の便座は2歳前後の子供にはまだ大きいので、嫌がる場合も多いです。トイレに座るのを嫌がる場合は、おまるや補助便座を使うといいですよ。

おまるは子供がまたがっても足が床につくので安心感があります。1歳頃からトイレトレーニングを始める場合はおまるから始めてもいいでしょう。おまるでおしっこやうんちをする場合は毎回洗う手間が発生します。

補助便座は子供のおしりのサイズに合わせて作られており、便座に重ねて使います。持ち手が付いているものも多く、子供はつかまってトイレができれば安心感もありますね。

おまるのおすすめ:アンパンマン 5WAYおまる おしゃべり付

おまる(取っ手あり・なし)、補助便座(取っ手あり・なし)、踏み台の5種類の使い方ができるおまるです。子供に人気なアンパンマンのデザインで、アンパンマンがおしゃべりしたり、音楽や流水音が流れます。トイレに行くのも楽しくなりそうですね。

補助便座のおすすめ:PIYO 踏み台付き 補助便座

踏み台とセットの補助便座です。子供の座りやすさや快適さにこだわり、持ち手もついていてトイレがしやすい工夫がされています。補助便座は家の便座の形に合うかもチェックして購入してくださいね。

3、トイレに行く習慣をつける

トイレに座ることに慣れてきたら、生活リズムに合わせてトイレに行けるようにパパママが声掛けをして誘いましょう。

おむつにおしっこやうんちをしていない時にトイレに座らせたら、おしっこやうんちが出る場合もあります。小さな成功体験の積み重ねで、子供も自信を持つことができますよ。

トイレに誘う目安としては、以下のようなタイミングがあげられます。 ・朝や昼寝から起きた後 ・食事の前や後 ・外出前 ・寝る前

1日のどのタイミングでトイレに行くか習慣づけることも大切です。

4、自分からトイレに行きたいと言える

トイレに行く習慣がつき、トイレでおしっこやうんちができるようになると、子供が自ら「トイレに行きたい」と言えるようになってきます。

子供によって、「おしっこはトイレでできるけど、うんちはおむつじゃないとできない」などトイレトレーニングの進み方にも個人差があるので、子供のペースに合わせてあげてくださいね。

トイレでおしっこやうんちができた時、トイレに行きたいと言えた時、などは子供をたくさんほめてあげましょう。

5、家の中はパンツ(トレーニングパンツ)で過ごす

子供の中で「トイレに行きたい」というタイミングが少しずつわかってきたら、家の中ではパンツ(トレーニングパンツ)で過ごしてみましょう。

初めはお漏らしをすることもあるので、日中に家の中で慣らしていくのがいいでしょう。パンツが濡れたり、パンツでうんちをしてしまった時の不快感は子供にとっても嫌なものです。

そのような経験から「おしっこやうんちはトイレでしたい」と思うようになり、トイレに行きたいタイミングをちゃんと知らせることができるようになります。