遠く離れた親族やビジネスシーンなどで、贈り物を送る時や資料を渡す時など手紙などを出すまでではないけれど、相手に日頃の想いを伝えたい時に一筆箋はとても便利です。今回は、マナーの例文をシチュエーションに分けて紹介していきます。

一筆箋の例文をご紹介!

遠く離れた親族やビジネスシーンなどで、贈り物を送る時や資料を渡す時など手紙などを出すまでではないけれど、相手に日頃の想いを伝えたい時に一筆箋はとても便利です。

一筆箋は長い文章ではなく簡潔に伝えるのがポイントになるので、例文があると文章が作りやすいですよ。

今回は、親族への贈り物や香典を郵送する場合、ビジネスシーンで資料やお土産を渡す場合の書き方やマナーの例文をシチュエーションに分けて紹介していきます。

一筆箋の例文《親族》

好印象を与える一筆箋の例文集。マナーある丁寧な言葉で相手に日頃の想いを伝えよう
(画像=pixabay.com、『Folk』より引用)

親族へ一筆箋を送る場合、書き方は最初にあいさつ、次に本文、最後に結びの言葉で締めくくるという基本的なマナーは変わりませんが、用件や気持ちはできるだけ簡潔に伝えることが大切です。

祖父・祖母、叔父・叔母など、好印象を与える一筆箋の例文をシチュエーション別に紹介していきます。例文をアレンジすることでさらに気持ちのこもったメッセージになるので、ぜひ参考にしてください。

一筆箋の例文①祖父・祖母への贈り物

例文:《相手の名前》おじいちゃんおばあちゃんへ《あいさつ》遊びに行くといつも笑顔で迎えてくれてありがとう。《本文》とても美味しいお菓子を見つけたので贈ります。《結び》2人のお茶の時間が楽しくなりますように。今度は一緒に食べようね。《自分の名前》花子

目上の人への書き方は縦書きにして簡潔にまとめると好印象を与えることができます。また、会いに行くなどの言葉を入れるとより喜ばれる一筆箋になるでしょう。

一筆箋の例文②叔父・叔母へのお礼とお返し

例文:《相手の名前》○○おばさんへ《あいさつ》美味しい果物を贈っていただきありがとうございました。《本文》お好きだと伺ったのでワインを贈ります。《結び》心ばかりですが気に入っていただけると嬉しいです。《自分の名前》花子

お礼に贈り物をする時の一筆箋には、最初にお礼の言葉や感想を入れ、もらったらすぐに出すのがマナーです。また気遣いを感じる文章を入れることで一筆箋の印象がぐんと良くなりますよ。

一筆箋の例文③いとこへの出産祝い

例文:《相手の名前》○○さんへ《あいさつ》ご出産おめでとうございます。《本文》心ばかりのお祝いを送らせていただきます。《結び》赤ちゃんの顔を見られる日を楽しみにしています。《自分の名前》花子

出産後はデリケートな時期。一筆箋なら簡潔にお祝いの言葉を伝えられるのでいいですよね。また、書き方のマナーとしてネガティブな言葉や上から目線の言葉は書かないようにし、産後1ヶ月までを目安に贈るようにしましょう。

一筆箋の例文④甥・姪への入学祝い

例文:《相手の名前》○○くん《あいさつ》入学おめでとう!いよいよ中学生だね。《本文》ささやかですがお祝いを贈ります。《結び》素敵な3年間になるように願っています。サッカーも頑張れ!《自分の名前》花子

お祝いの一筆箋の書き方は、縦書きでも横書きどちらでもOK。甥や姪が頑張っていることなどを入れると印象が良くなりますよ。また、年齢が小さい場合はひらがなで分かりやすく簡潔に書くのがおすすめです。

一筆箋の例文⑤祖父・祖母の香典に同封

例文:《相手の名前》(喪主名)様《あいさつ》ご葬儀に参列できないこと本当に申し訳ありません。《本文》心ばかりのものですが同封いたしますので御霊前にお供えください。《結び》祖父のご冥福を心からお祈り申し上げます。《自分の名前》鈴木花子

参列できない場合でも、一筆箋で言葉を伝えるのは親族へ丁寧な印象を与えます。簡潔すぎる場合は用紙を2枚用意し、あいさつの後に祖父や祖母とのエピソードを交えると◎。

一筆箋の例文⑥叔父・叔母のお見舞い

例文:《相手の名前》○○おじさん《あいさつ》入院されたと聞き大変驚きました。《本文》私が大好きな、食べると元気になるクッキーを贈ります。《結び》退院したらまたみんなで美味しいものでも食べましょう。《自分の名前》花子

お見舞いの一筆箋のマナーとして、派手すぎ・暗いデザインの用紙は避け、簡潔にと言っても4行という行数は縁起が良くないので避けましょう。最後の結びは次に繋がる言葉を入れると印象が良くなります。

一筆箋の例文⑦いとこへの返却品

例文:《相手の名前》○○ちゃん《あいさつ》春風が心地よい季節になりましたね。《本文》借りしていたベビーグッズ送らせてもらいます。とても助かりました。《結び》またみんなに会える日を楽しみにしています。《自分の名前》花子

親族へ借りたものを返す場合は、簡潔に季節のあいさつを入れると好印象を与えられます。書き方やマナーは目上の場合は縦書きで、親しい場合は横書きでもOKですが、感謝の言葉は忘れずに!

一筆箋の例文⑧親族へのお歳暮やお中元

例文:《相手の名前》○○様《あいさつ》いつも気にかけてくださりありがとうございます。《本文》日頃の感謝を込めて、心ばかりのお歳暮を贈らせていただきます。《結び》まだまだ寒さが厳しい日が続きますがどうぞご自愛ください。《自分の名前》

お歳暮やお中元の添え状は一筆箋で、書き方は縦書きにし簡潔な文章にし封筒に入れるのが一般的です。ご主人などの名前と連盟の場合は改行せず続けて書くのがマナーとなっていますよ。