避けては通れない保活。意外にも……
とにかく職場復帰するためには保育園に入らないといけないので、子どもが生後半年ぐらいのとき、重い腰を上げて”保活”をはじめました。
といっても、何をしたらいいのかわからなかったので、住んでいる自治体の役所へ出向いて「認可保育園ってどうやって入るの」と聞きにいきました(自治体のホームページでも調べたのですが限界を感じて)。
幸い、自治体の担当者の方が丁寧に教えてくれて、なんとなくやることは見えてきました。ざっくりと①保育園の見学、②必要書類を集める、③自治体へ書類提出という感じですね。
「応募したら結構するっと入れるものなんですか?」 と試しに聞いてみたところ、「ありがたいことにこのあたりはお子さんが結構たくさんおられまして」とやんわり「激戦やで」と言われ、長期戦になるのかなぁと覚悟しました。
自宅から近い保育園を3~4か所見学しましたが、園によって雰囲気や保育の方針が結構違いますし、職場や自宅からの行き来のしやすさも考えないといけないので、見学はかなり重要だと感じました。とはいえ、駅近の好立地だったり、新しい保育園だったりするとそこそこ競争率も高いという印象です。
また、申込書類は、細かい項目について記入しなければならないものが数枚あり(会社に書いてもらわないといけないものもあります)、正直めちゃくちゃ面倒……大変でした。すべて紙で手書きというのがまたつらい。
それでもどうにか書類を揃えて役所に提出(簡単な面談もありました)に行き、ドキドキしながら結果を待つこと数か月。
幸い無事に希望していた保育園に入園することができました。意外にもすんなりと決めることができて内心ホッとしたのを覚えています。
思ってたんとちがう② 順調に職場復帰できると思ったら
保育園も思いのほかあっさりと決まり、会社との調整も終わり、順調に職場復帰できそうだと思っていたのですが。
なんと子どもが手足口病を発症、私も看病疲れでひどく体調を崩し、復帰予定日に出社できませんでした。本当にまさかの事態。もちろん、子どもも保育園に行けず、夫に会社を休んでもらいました。
この頃のことを振り返ると、子どもの体調管理には結構気を付けていたのですが、自分の体調管理がおろそかだったように思います。発熱しててもうっかり動けてしまっていましたし。
実は、きちんと体調を戻して職場復帰した後も、何度か子どもの風邪をもらってしまったり、無理をしすぎて体調を崩したりすることがありました。まずは新しい生活のリズムをつかんで慣れることのほうが重要かなと今なら思います。
出産前にやれていたことが全然できなかったりして焦ってしまいがちなのですが、体調を崩してしまっては元も子もありません。実際に夫も同時に体調を崩したときは本当に地獄だったので、「もう自分だけの身体じゃない」と自覚し、夫婦ともに、体調管理にはこれまで以上に気を付けるようになりました。
最近はだいぶ身体も丈夫になってきて、おでかけも楽しめるようになりました。
まとめ:不安はつきものだし、周囲のサポートは絶対必要!
産休からの育休、そして職場復帰を通じて私が経験したことをまとめてみましたが、いかがでしたか?
出産や育児ができていることはとても喜ばしいことなんですが、キャリアを中断しなければならないことや、育児に関する不安はどうしても否めないものです。
私は家族の支えや理解、職場環境にも恵まれていなかったら、職場復帰を迷っていたかもしれません。復帰しよう! と思える環境だったことは非常にありがたいことです。良い意味でがんばりすぎず、今はできることからコツコツ積み上げているところです。
男性は女性のように身体が変わるわけではないですし、なかなか理解しにくい部分も多いのではないかと思うのですが、パートナーの悩みや不安について、「何をしたらいいかわからない」ではなく、「一緒に考える」ことがとても大事ではないかなと感じます。当事者意識をもつことはとても大事ですよね。
実際のところ、私もまだまだ、どうしたらうまくやっていけるのか模索中です。お互いが育児と仕事をバランス良くできるように、夫とは今後も話し合っていこうと思っています。
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