離婚協議中であるなら、はっきりそう告げればいい。それでもつきあうかどうかは女性側に委ねるしかない。嘘をつけばつくほど、バレたときに女性の傷は大きく深くなる。既婚だったことへのショックと長く嘘をつかれていたショックが傷を倍増させるのだから。
◆「私もそうだった」鈴木紗理奈へ同情の声が多い
今回の紗理奈さんの場合、相手はすでに別居しており、夫婦関係が破綻しているとみることもできる。そうだとすれば、法律上、破綻後に恋人がいたとしても、それは離婚には影響しない。
ただ、何をもって「破綻」とみなすかどうかがむずかしい。別居して5年もたっていれば、すでに破綻していると認定されるだろうが、彼女の場合は、彼が東京に拠点を移したのが今春なので、それをもって破綻とは言い切れないだろう。
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しかし……心許して、この人だと思ってつきあっていたのに、ある日突然、しかも第三者から「あの人、結婚してるんだよ」と聞いたときの衝撃を考えると、鈴木紗理奈さんには同情を禁じ得ない。そんな女性たちは多いのだろう。「私もそうだった」というコメントがネットには数多く寄せられている。
たとえば、女性側に結婚の意志がないとする。だったら自分が既婚であることを告げなくてもかまわないだろう、今、ふたりが一緒にいることが真実の愛なのだからと男性は考える。
だが女性は、結婚の意志がないとしても、相手が既婚か独身かによって関係性は変わると主張する。つまり、フェアではない、ということだ。
相手が既婚でもつきあっていたいと女性が判断するなら、それもいいだろう。自分の意志決定のよすがになる基本的なところで、相手が隠したり嘘をついていたりしたら、すでにフェアな関係とは言えないのだ。そこに大きな問題があることを男性たちは重視したほうがいいのではないだろうか。