ほこ美の同僚である撫ちゃん(玉井詩織)はずっとほこ美にムカついていましたが、ボクシングを始めてますます調子のよさそうなほこ美ちゃんにいよいよイライラが抑えられなくなったようです。ほこ美ちゃんのパソコンを隠してひと悶着起こすと、課長に「ほこ美に残業を押し付けられてる」などとウソの告げ口。さらにほこ美本人に向かって「ずっと嫌いだった」と宣言します。ほこ美ちゃんはいたく傷つきますが、上司の大葉さん(小関裕太)のフォローでなんとか自我を保っています。

 そんな大葉さんはといえば、ずっとほこ美ちゃんが好きだったという気持ちが抑えられない様子。アメリカに行く海里くんに、「プロテストの日には戻ってきてあげて」「戻ってこないなら、自分がほこ美に告白する」と言い放ちました。

 ずっとアメリカ行きをほこ美に言えずにいた海里くんですが、ジムで自主練中のほこ美の前に現れ、現役時代に自分が使っていたのと同じグローブをプレゼント。そのグローブを付けたほこ美のパンチをミットで受けたり、「ありがとう、ほっこーのおかげで」と涙ぐんだり、抱きしめたり。ほこ美も、2人が互いに前を向いていることを確かめた上で「私、待ってないから」と言って、結局2人はお別れをするのでした。

 半年後、ほこ美のプロテストの日に海里くんは現れず、大葉さんが「佐藤(ほこ美)が好き、超好き」などと告白して次回へ。

■だいぶ光のドラマとなってきました

 クズだった海里くんはすっかり光堕ちし、ボクシングカメラマンの夢に向かって邁進中。ほこ美ちゃんもボクシングに没頭し、プロテストもいい感じでした。そんなほこ美ちゃんに言い寄ってきた大葉さんは、もとより最高にいい奴な上司としてのキャラを崩していません。

 そういう3人が「付き合おう」とか「別れよう」とか、正直けっこうどうでもいいんだよなって感じになってきました。撫ちゃんの横やりもあんまり効果はないみたいだし、不穏なのは海里くんの同居人の悟くらいですが、上記3人の人生や人格に影響を及ぼすようなことはなさそうだし。