さらに、日立市出身のシンガーソングライター・佐藤駿氏も有志を集めて結成したダンスチーム・team ZemHoliとともに登場。こちらのステージは13:00から、歌とダンスのパフォーマンスが披露される。


会場内には、市内外から130以上の団体が出展し、特産品や工芸品の展示・販売も両日を通して実施。見ても買っても楽しめる、にぎやかなイベントとなりそうだ。

さまざまな発展を遂げた日立市

日立市は、茨城県の北東部に位置し、東は太平洋に面した風光明媚な海岸線を有し、西は阿武隈山脈の支脈である多賀山地が連なる土地だ。地名の由来は、水戸黄門こと水戸藩二代藩主の徳川光圀公がこの地を訪れた際、海から昇る朝日の美しさに「日の立ち昇るところ領内一」と称えたという故事から来ているという。

江戸時代には、水戸徳川家の歴代当主が藩主を務めた徳川御三家のひとつ水戸藩が置かれ、幕末には、海防のための陣屋・助川海防城も設けられた。助川海防城は、友好都市である現山形県山辺町出身の水戸藩家老・山野邊氏が城主となり、防備を固めた歴史もある。

また、日立市の歴史を語るうえでは、煙害問題と桜も切り離せない。1907年頃、日立鉱山の発展にともない発生した深刻な煙害問題。その自然保護と回復のために植えられたのが、煙に強いオオシマザクラだ。以来、多くの桜が植樹され、市内には多数の名所も存在する。

現在では、市内中心部に多くの工場が立地し、国内有数の工業都市としても知られている。

歴史、工業、自然。これらが見事に調和して形作られた日立市。昔を振り返る展示もある「日立市産業祭」で、改めて「日立市」の成り立ちを思いながら、地元や友好都市の魅力に触れてみては。

◼第46回日立市産業祭開催概要
開催日時:11月23日(土)、24日(日)
場所:日立市池の川さくらアリーナ
住所:茨城県日立市東成沢町2-15-1
詳細:https://www.city.hitachi.lg.jp/sangyo_business/sangyoshinko/1002896/1014254/index.html