警官はいなくなったわけではなく、敷地内を巡回しているとみられているが、犯人は警備スケジュールを把握していた可能性が高く、入念に偵察していたのだろうという見解を示した。

 この記事のコメント欄には、「将来の国王が2人もいるのに、警備が甘すぎる」「決して許されることではない」という声が1,000件以上殺到。

 1982年、マイケル・フェイガンという男が2カ月続けてバッキンガム宮殿に侵入し、2度目の侵入時にはエリザベス女王が寝ていた寝室に入り込んだという事件を引き合いにし、「82年から王室警備は何も学んでいない」「テロリストに侵入されたらどうするのだ!」という怒りの声が続出している。

 5日たっても犯人を捕まえられていない警察に対する非難の声も上がっており、「警察は捜査なんてしないよ。捕まえる気もない」「庶民の家も泥棒に入られてる。最近の治安は悪すぎる」「王室が保険会社に保険金を申請できるように、報告書を書くだけでしょ」と冷ややかな意見も書き込まれている。

 あまりにも大胆な盗難事件であるため、犯人の顔を見てみたいという人も多い。続報に注目したい。