滋賀県商工会連合会は、「滋賀県の宝物グランプリ2024-2025」を11月7日(木)にホテルニューオウミにて開催。食品・加工部門とライフスタイル・デザイン部門のグランプリなどを決定した。

地方の良いものをブラッシュアップして販売

日本の地方には良いものがあるが、これまでのやり方では売れず、廃業に至るケースが多い。2009年より自治体や地元金融機関などと力をあわせ、商品の開発、販売支援を行う全国的なネットワークを構築し、「にっぽんの宝物プロジェクト」が発足した。地方の優れた商品を異業種の連携などをきっかけに認知度を高め、新たな商品開発や販路を拡大している。

同プロジェクトでは、あえて1~3次産業の異業種人材を集め、「アクティブラーニング」と「コラボレーション」をキーワードに、自社商品のブラッシュアップを実施。その成果発表として、地方大会、全国大会、シンガポールでの世界大会でさらなる商品選抜を行い、2009年の開始以来、売上が100倍になった事業者などを輩出。全国に開催地域が拡大している。また、過去2回、同プロジェクトが『ガイアの夜明け』でも放映された。

滋賀県ではセミナーも行いコラボや新商品が誕生

滋賀県は、「にっぽんの宝物プロジェクト」に参画し、「滋賀県の宝物グランプリ」は今年度で5回目を迎えた。時代に即した商品開発を目指し、今回も多種多様な事業者が集った。互いの経営資源を持ち寄り、自社商品の磨き上げや新たなコラボレーションを生み出すことを目的に、7月より「滋賀県の宝物セミナー」も開催した。

セミナーを通じて、参加者は学んだことを基に自社商品のブラッシュアップをはじめ、異業種の参加者同士のコラボレーションを実現し、新商品も誕生。その成果を披露する場として「滋賀県の宝物グランプリ2024-2025」が開催された。

エントリーのあった出場者数7社(複数事業者によるグループ含む)の7商品を、食品・加工部門3商品とライフスタイル・デザイン部門4商品の2部門に分けて審査した結果、各部門のグランプリ、準グランプリなどを決定した。

栗と蓬を使ったチーズケーキ