ほかにもメニューには、「つきたて餅8食膳」というものもあった。一関市は餅文化が盛んだという。郷土料理というものは、その土地だからこそ生まれるものだ。仮に多くの郷土料理が東京などに集まるとしても、東京から地方へ生まれていくことはない。そう思うと、郷土料理というものは、すばらしい価値を持っている。
(仁科勝介)
写真家プロフィール
仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
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