ジャニーズとしては、ソロでもCM人気が高かった平野の抜けた穴をどうにか埋めたいはずで、現在の若手の2大エースともいえる道枝と目黒に白羽の矢が立ったのは理解できる。しかし、平野ファンにすれば「露骨な後釜づくり」とも映るため、反発の声が少なからずあるようだ。ただ、平野は近いうちに本格的に芸能活動を再開させるとみられ、そうなれば広告業界が彼を放っておくはずがないだろう。遠くないうちに、ジャニーズ時代と同様にCMで活躍するようになるかもしれない。

 一方、ジャニーズ内での平野からのCM引き継ぎは、事務所が誰をエースとして今後売り出していくのかという方針が透けて見えてくる。道枝は昨年公開された主演映画『今夜、世界からこの恋が消えても』が国内だけでなく韓国でも大ヒットとなっており、今年10月期にはTBSの「胸キュン枠」で知られる火曜22時枠の新作連続ドラマ『マイ・セカンド・アオハル』で、主演・広瀬アリスの相手役を務めることも明らかになっており、今年後半にかけてさらに勢いが増すことになりそうだ。

 さまざまな問題を抱えるジャニーズを、道枝と目黒が「二枚看板」として引っ張っていくことになるのか、今後に注目したい。