◆行きつけのスーパーで「おいもちゃん」と声をかけられた

澤村真里さん(仮名・28歳・派遣社員)の場合。

「私は、スイートポテトや芋ようかんなどさつまいものスイーツに目がないのですが、中でも一番のお気に入りは焼き芋にバニラアイスを添えたものなんですよ」

熱々の焼き芋に冷たいアイスのコントラストがたまらなく、口の中で混ざり合うと脳から幸せ物質がでてくる気がするんだとか。

「あまりにスーパーで頻繁に焼き芋を買っていたら店員のおばちゃんに覚えられてしまって、ついにこの間『おいもちゃん、また来てね』と声をかけられて驚いてしまいました。そのあだ名はちょっとって感じですよね」

スーパー
それ以来そのスーパー以外にも近所で焼き芋を買えるお店を探し、数軒をローテーションで回っているそう。

「毎日のように焼き芋を買う人なんてあまりいないんですかね?ちょっと恥ずかしくなってしまいました。最近は、焼き芋を冷凍しておいてアイスとして食べることにハマっています」

<文・イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】

漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop