「夏ドラマでは、日本テレビが放送する『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』がタイムリープ作品となる。世帯平均視聴率は厳しい数字だが、TVerではお気に入り登録が120万人を超え若い世代を中心に人気。ドラマは主演の松岡茉優演じる女教師・九条里奈が、卒業式の日に受け持つクラスの生徒に殺害され、タイムリープすることで犯人を探し未来を変えようと奮闘するもの。途中、芦田愛菜が演じる生徒も2度目の人生を送っていることがわかるのですが、非常に考察が盛り上がっているドラマだ」(民放関係者)

『VIVANT』や『最高の教師』だけでなく、考察したくなるようなドラマがこの夏は目白押しになっている。その一つが、テレビ朝日系の木曜ドラマ『ハヤブサ消防団』だ。

 主演は中村倫也が務め、原作をヒットメーカーの池井戸潤が担当。中村演じる主人公のミステリー作家が、引越し先の田舎で放火や殺人事件に巻き込まれる複雑怪奇なミステリードラマとして幅広い世代から注目されている。

「『ハヤブサ消防団』では、当初は集落に潜んでいると言われる放火犯を探すストーリーだった。しかし、話が進むと、川口春奈が演じるヒロインの立木彩が、過去にカルト的な新興宗教にハマっていたことがわかった。さらに、ソーラーパネルの建設で住民に近づく怪しい業者などきな臭い展開になってきた。原作本があるので考察は『VIVANT』などより少ないですが、新興宗教や怪しい太陽光発電の業者など、ネットファンが好むキーワードを含んでいる。SNSでは、放送直後にかなりの盛り上がりを見せています」(スポーツ紙記者)