識者からも「冤罪を生み出している可能性がある」「世直しだろうと法から逸脱すれば単なる不法行為で、自分が加害者になる」といった指摘があり、過激な動画を投稿すれば再生数やチャンネル登録者数が伸びるため、内容がエスカレートしてくことを危惧する声も上がっている。

 そうした意見に対して当人たちは私人逮捕の正当性を主張していたが、ついにYouTubeが規制を開始したのではないかと騒がれているようだ。

 8日の夕方までに、迷惑系や炎上系としても知られるYouTuberの煉獄コロアキのチャンネルがアカウント停止に。コロアキについては、9月に投稿した動画でチケット転売をしている疑いがあるという一般女性に詰め寄り、肩をつかむなどしてタクシーから引きずり下ろそうとしたことで批判の声が続出。さらに、10月31日に埼玉で起きた立てこもり事件で、現場からのNHKの生中継に「今、生放送されてます?」などと乱入したことでも話題を呼んでいた。

 現在、コロアキのチャンネルにアクセスすると「嫌がらせ、いじめ、脅迫を目的としたコンテンツを禁じているYouTube ポリシーに対する度重なる違反または重大な違反のため、このアカウントを停止しました」と表示される。つまり、YouTube側は彼の私人逮捕系動画を「嫌がらせ、いじめ、脅迫」と判断したようだ。