結婚式に招待する客の人数に両家で差があったとき、どのように話を進めるべきか悩む人も多いのではないでしょうか。今回は結婚式に招待する人数の平均や、1人あたりにかかる費用の相場を解説します。招待客の人数についての両家での話の進め方、費用の負担をどのようにすれば良いかなどのヒントにしてみてください。また、招待客のリストアップ方法や選び方のコツも合わせてご紹介します。
結婚式に招待する人数の平均や金額相場は?
まずは結婚式に招待する人数の平均や金額の相場を結婚情報誌『ゼクシィ』が行っている「ゼクシィ結婚トレンド調査 2020 首都圏」(対象者は2019年4月~2020年3月に挙式または披露宴・ウエディングパーティーを実施した人)を参考にご紹介します。
招待客数の全国平均は66.3人(2020年調査)
同調査の結果によると、披露宴・ウエディングパーティーの招待客数は全国平均で66.3人となっています。家族・親戚だけではなく、友人、仕事関係などお世話になった人すべてを招待する場合、60人以上の規模になると言われています。また、交友関係や地域性によっては、100人ほどの規模になることもあるでしょう。
身内だけの結婚式なら30人程度、そのほか特に親しい友人を呼んでアットホームな雰囲気の結婚式を希望するなら40人~60人が理想かもしれません。
費用の相場は、1人あたり約6万9,000円(2020年調査)
披露宴・ウエディングパーティーで招待客にかかる費用の相場は、「ゼクシィ結婚トレンド調査 2020 首都圏」によると、首都圏の場合は1人あたりの飲食代は約2万円、引出物は約7,000円という結果でした。ほかにもペーパーアイテムやプチギフト、演出などにかかる金額がプラスされることになります。ざっくりと見積もって、全国平均は1人あたり6万9,000円ほどになります。
費用の相場は地域や会場によっても変動しますが、結婚式にこだわればこだわるほど、1人あたりにかかる金額は増えていくということを覚えておきましょう。
これはあくまで平均なので参考程度に
ここまで調べた招待客数や金額の相場はあくまでも平均です。招待客の人数は60人前後の地域が多いですが、九州地方では91.6人、東海地方では55.5人など地域によって大きな違いがあります。
また、1人あたりにかかる挙式、披露宴・ウエディングパーティー費用の相場も首都圏では約7万6,000円ですが、北海道では4万5,000円となっていて地域によって異なります。全国平均は参考程度にしておくとよいでしょう。
招待客を選ぶコツをレクチャー!
会場の大きさや予算を考えると、招待客の人数は限られてきます。悩みがちな招待客を選ぶ基準やコツをチェックしていきましょう。
挙式・披露宴を行う会場によって人数を変動
まずは自分たちが挙式を挙げたい会場や披露宴を行う会場の収容人数をチェックしましょう。会場の大きさは決まっているため、気に入った会場があり、そこでどうしても挙式をしたいのなら会場の広さに合わせて招待客の人数を決めなければなりません。
なお、挙式・披露宴を行う会場の収容人数はある程度余裕をもって設定されていますが、最大収容人数にしてしまうと窮屈さを感じることもあります。招待客に窮屈な思いをさせたくないのなら、会場の最大収容人数より少なめの人数にしましょう。もし、招待客の人数を絞れない場合は、会場の変更も検討してください。
呼びたい人をリスト化し、両家ですり合わせ
そして新郎・新婦それぞれ結婚式に呼びたい人をリスト化し、そのうえで親族などの招待し忘れがないか両家で確認してもらいましょう。このとき、どこまでの親族を招待するかも両家で話し合っておくとスムーズに準備が進みます。
あとから人数変更をしなければならなくなるという事態を避けるためにも、自分たちだけで招待客を決めるのではなく、両家の意向も確認しておくことが大切です。
予算内に収まるようにすることも大切
予算に合わせて招待客を選ぶという方法もあります。前述したように、招待客1人当たりの費用は約6万9,000円(首都圏)です。
相場で単純計算すれば招待客が1人増えるとその分増えることになりますが、会場やプランによって増え幅は異なります。招待客が増えるとその分だけ金額がアップするので、予算内に収まるように人数を調整しましょう。