同店は、ケーキに使う原材料を契約農家から直接仕入れて工場に直送し、製造したケーキを自社配送によって納入する独自システム「ファームファクトリー」を確立。

 このスタイルによって、他店が真似できないような高コスパケーキを実現しています。今年はこの動きがさらに進化。国内に3カ所の新工場(岡山県浅口市、山形県寒河江市、鹿児島県鹿屋市)を整備し、6月には、動物福祉を意識した放牧平飼い卵の生産を始めました。

 つまり高コスパの理由が具体的に説明できるのです。実際に他店で同類のケーキと価格を比較した場合、2~3割安くなっています。

 実際に食べてみて感動したのは、甘くてフレッシュなイチゴの味わいと生クリームの濃厚なのに後味軽やかな食べ心地。シャトレーゼ渾身のケーキを思う存分堪能するなら、「Xmas ジュエルフレーズ」(16200円)でしょう。キルシュとレモンリキュールをほんのり効かせたアーモンドスポンジで、口どけの良いホイップクリームと甘さと静岡県産きらぴ香苺をサンドしたプレミアムショートケーキです。

「Xmas ジュエルフレーズ」(16200円)
試食して一番感動したのが、「Xmas ジュエルフレーズ」(16200円)。静岡県産きらぴ香苺を贅沢に使用した宝石箱のような大型プレミアムケーキで、1000個限定販売

◆②おひとり様向け、少人数向け、小型サイズが大充実

Xmasハッピーサンタクロース ショート、チョコ(864円)
Xmasハッピーサンタクロース ショート、チョコ(864円)
 2つ目は、少人数世帯、高齢化など時代のニーズに合わせた小型ケーキのラインナップがますます強化されたこと。

 さらに今年は前後が平日に挟まれた“平日クリスマス(24日が火曜日、25日が水曜日)”であるため、少人数でのパーティーや家族でのお祝いシーンに合わせた小型ケーキ(11~12センチ)の種類が増えているのです。

Xmasプチノエル バニラ(各399円)
Xmasプチノエル バニラ(各399円)
 もちろんおひとり様ケーキも大充実。多くの人が自分の都合やシーンに合わせてクリスマスケーキを選ぶことができるというシャトレーゼの提案力に、ますます心を寄せたくなる人は少なくないはずです。