一方、祐子さんの職場では結婚したら女性が家事をするものと思っているような男性は見当たらず、「ちょっと家事を手伝った程度でアピールする既婚男性」もいないそうです。国家公務員だからなのか特に男女平等の考えが浸透している職場にいる彼女だからこそ、他業種の男性と会話すると余計に価値観の差を感じてしまうのかもしれません。

◆バリキャリの彼女に、時代錯誤な男性が寄ってくる“意外な理由”

アラフォーだと、ゆるく働いてきた女性よりバリバリ働いてきた自立した女性の方が婚活では有利です。「仕事が忙しいから婚期を逃したんだろう」と思われるので、独身でい続けた理由が分かりやすいのです。

そしてそうした女性が、「お仕事頑張っているんですね」と評価するような時代錯誤な男性ばかりに当たるということは、筆者の経験上あまりありません。

ただし、バリバリ働いている女性=モテるではないのです。一般的に民間企業でバリバリ働き収入も多い女性は、身なりにかけるお金も多く、キレイな人が多いのです。一定の年齢を超えるとキレイな髪や肌を維持するのにもお金がかかるので、同年代との差が開いていきます。

しかし、祐子さんは髪もメイクも盛っておらず白いブラウスを着てネイビーのスカートで、優しそうですが「授業参観のお母さん?」と思うよう服装です。婚活写真ではパールのアクセサリーをした“フォーマルな授業参観のお母さん”でした。

同年代でもっとキレイで今どきのコーディネイトのライバルがいると、ちょっと時代遅れです。いろんな女性がいるなかでは、女っぽいというよりお母さん風なのです。

◆ホワイトな職場こそ、自分の外見のダサさに気付けない

私は、祐子さんの服装や外見について本人に伝えることにしました。

ワンピース
「祐子さんの今の服装だと、首都圏で働く女性の中だと地味で、授業参観のお母さんか保険の営業っぽいんですよ。ライバルになる女性はもっとキレイで垢抜けている女性がいるので、相対的に垢抜けていない印象を持たれます。外見が垢抜けないと、女性を下に見る男性が寄ってきやすいですよ。服はもう少しトレンドも取り入れて、写真も撮りなおしましょう」