16年11月17日放送の『ベストヒット歌謡祭 2016』で大トリを務めたKinKi Kidsは、「硝子の少年」「愛されるより愛したい」(ともに97年)「道は手ずから夢の花」(16年)をメドレーで披露。

 1曲目の「硝子の少年」を力強く歌い始めたものの、堂本剛が突然ステージ上をウロウロし、マイクを客席に向けて歌うことを放棄。そんな剛の後ろで、今度は堂本光一がステージ上に用意された階段へ向かい、主演ミュージカル『Endless SHOCK』の恒例演出“階段落ち”を思わせるコミカルな動きを見せた。

 さらに2曲目の「愛されるより愛したい」でも、剛は歌わずに小林旭のモノマネらしき表情でステージ上をウロつき、光一が「歌え!」と笑顔でツッコむ場面も。対して、3曲目の「道は手ずから夢の花」は抜群の歌唱力で真面目に歌い上げた。

 2人が1、2曲目で“おふざけ”に徹したワケは、事前に生出演した同局情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』にて、司会の宮根誠司から「マイブームの小林旭のモノマネどうします?」「光一くん、よかったら階段もありますので……」といった“フリ”があったため。

 KinKi Kidsはこのムチャぶりを受けた形だが、ネット上では「カッコいい曲に笑いを入れるキンキ、さすがだな」と一部ファンを喜ばせた一方で、「音楽番組なんだからちゃんと歌おうよ……」「完全に身内ノリじゃん」と困惑する視聴者も少なくなかった。

『ベストヒット歌謡祭 2016』SMAPを「懐かしのアイドル」扱いし、ファン憤慨

 同じく16年の放送では、「ベストヒット 懐かしのアイドル列伝」と題したVTRをオンエア。79年時の西城秀樹から始まり、松本伊代や桜田淳子らの映像が次々と流れた。

 その中には、13年にSMAPが同番組で披露した「Joy!!」の歌唱場面も含まれていたため、ネット上のSMAPファンが「SMAPを懐かしのアイドル扱いしないでほしい」「過去の人みたいな言い方しないで」と憤慨する事態に。