デザイナー・滝沢直己氏が手がけるブランド「NAOKI TAKIZAWA」が、16年ぶりにリニューアルし、2025年春夏コレクションを発表。

代官山ヒルサイドテラス内「NAOKI TAKIZAWA FITTING ROOM」および公式オンラインサイトにて、2025年2月下旬より順次展開予定だ。

16年ぶりのリニューアル

「NAOKI TAKIZAWA」は、2008年春夏NEW YORK COLLECTIONでデビュー後、デザイン事務所としての活動をより強化するためにシーズン毎のコレクション発表は中断し、パーソナルオーダーという形態で継続。その間、国内外の様々な業種の企業やプロジェクトと協業し、多岐に渡るデザイン活動をしてきた。

そして今回、滝沢直己氏が2006年に発足したデザイン事務所・NAOKI TAKIZAWA DESIGNが20周年を迎えることを記念し、「NAOKI TAKIZAWA」が新コンセプトで生まれ変わる。

新コンセプト「DESIGNER’S ATHLETICS WEAR」

滝沢直己氏は、デザイン事務所として多くのクライアントとの仕事の経験を通じ、長年温めていた「つくりたい服」のコンセプトを持っていたそう。

それは、現代のスポーツウェアの原点となる当時の技術改革によって生まれ、およそ100年の時を経ても人々が着続けているフレンチテリー(裏毛)スエットジャージィを、デザイナーとしての新しい視点からデザインした服だ。

スエットジャージィは、当時アスリートのみならず、学生、ミリタリーなどの運動着として着用されていた。渋谷の古着屋で、輸入古着のTop Greyのスエットを初めてみた滝沢氏は、単なるユニフォームではなく、その洗いざらしの美しいまでの丈夫さ、そこにプリントされたグラフィックのユニークさに魅了されたという。

当時の記憶が「NAOKI TAKIZAWA」の新コンセプトの出発点。「DESIGNER’S ATHLETICS WEAR」というコンセプトのもと、「NAOKI TAKIZAWA」のハイテクノロジーとクチュール技術の融合、というデザインコンセプトの源流とも言える服作りを実現している。

コレクションのラインナップ