愛知県豊川市・豊川稲荷の境内にて、豊年を感謝する祭り「豊川稲荷秋季大祭」が11月16日(土)~17日(日)に開催される。
昨年に引き続き、境内では「白狐祭」も16日(土)に開催。今年は催しとして謎解きアトラクションも初登場する。
伝統行事からグルメまで楽しめる
愛知県豊川市にある豊川稲荷は正式名を「妙厳寺」といい、日本三大稲荷のひとつに数えられている。参道には鳥居があるが、その名の通りお寺であり、本殿のほかに千体の狐の石像が並ぶ霊狐塚(れいこづか)でも有名だ。
古くは今川義元、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、大岡越前守忠相など、歴代著名人などから庶民の間にまで広がった稲荷信仰。そのひとつとして商売繁盛や家内安全、五穀豊穣、福徳開運の神として豊川稲荷が祀る吒枳尼眞天(だきにしんてん)が注目され、全国に知られていったという経緯がある。
そんな豊川稲荷では、豊年を感謝する祭りとして「豊川稲荷秋季大祭」を例年開催している。境内には高さ10m、直径5mの一対の大提灯が掲げられることから「大提灯まつり」とも呼ばれ、点灯により色づいた提灯が演出する、幻想的な空間を楽しむことができる。
16日(土)は、9:00~16:00までの開催。11:30からは豊楽殿にて「琴東会」による大正琴演奏、14:30からは「豊川閣御輿渡御」と「稚児行列」が境内で行われるほか、参道脇では10:00から終日、アクションモンキープロダクションによる「大道芸猿回し」も披露される。
境内では、9:00から終日を通して「全国骨董市」も開催。さらに屋台も夜まで並ぶ。
17日(日)も催しが盛りだくさんだ。
豊楽殿では、2日目も多彩な音楽演奏を楽しめる。伝統的な音楽を楽しみたい人は、10:00上演の「小坂井伸開太鼓」による和太鼓演奏、11:00上演の「吉祥二胡楽団」による二胡演奏、12:00上演の「コンコン豊川」による鳴子踊りがおすすめ。バンド演奏で気分を盛り上げたい、という人は12:30からの待井裕太氏とつぼのりあき氏によるギター・ピアノデュオやCircle of East Mikawaによるステージを聴いてみて。